いきものがかりが「WE DO宣言」、所属事務所から独立発表
いきものがかりの水野良樹、吉岡聖恵、山下穂尊が、所属事務所キューブを独立し、2020年春から新会社を設立し活動していくことを公式サイトで発表した。
いきものがかりの公式サイトでは、メンバーのコメントとキューブ代表取締役社長 北牧裕幸氏のコメントが掲載されている。
独立後もライブ制作など一部業務に関しては、新会社と業務提携を結びキューブがサポートしていくという。
いきものがかりコメント
いきものがかりの水野良樹、吉岡聖恵、山下穂尊は所属事務所の株式会社キューブを独立し、2020年春から、自分たちで設立する新会社のもと新たな歩みを始めていくことになりました。
10代でグループを始めた3人も、結成20周年を迎え、30代になりました。そのあいだに時代も変わり、音楽を取り巻く環境は常に変化しています。
これからの3人の活動が、そして人生が、どうあるべきなのか、長い時間をかけて話し合いました。
自分たちで考え、自分たちで決断し、自分たちで行動する。もっと自由に、もっと楽しく、もっとしなやかに。
20年前、僕らは3人だけでこのグループを始めました。あのときと同じような気持ちで、もう一度、スタートラインに立つべきじゃないか。
この独立はそんな決意のもと、結成20年の新たな旅立ちとして、3人で決めたことです。
インディーズ時代に契約を結んでから、これまでの約15年間、いきものがかりの活動を支えてくれ、そしてこの旅立ちの背中を押してくれたキューブに、心より深く感謝します。育ててくれた愛情と、送り出してくれた寛大さによって、これからの、いきものがかりの未来があります。
僕らの歌とステージを愛してくれ、応援してくださるすべての皆さんに絶えず感謝しながら、また気持ちを新たに、3人で頑張っていきます。
新たな旅は、2020年4月2日から始まります。新年から創業の準備をし、皆様に新体制の詳細をご報告できるようにいたします。これからも、いきものがかりを、よろしくお願いします。
いきものがかり 水野良樹 吉岡聖恵 山下穂尊
株式会社キューブ 代表取締役社長 北牧裕幸氏コメント
いきものがかり並びに株式会社キューブを御愛顧頂いている皆さまへ
平素よりいきものがかり並びに株式会社キューブに御愛顧賜り、誠にありがとうございます。年の瀬のお忙しい時期に、大変恐縮です。
さて、上記ご報告の通り、いきものがかりは2020年4月1日を以ってキューブから独立いたします。
15年の長きにわたり、多くの御関係者の皆様に支えられながら、我々もいきものがかりと共に歩んで参りました。
その間に、いきものがかりは数多くのファンの皆様の愛情に育まれ、大きく成長致しました。
思い起こせば、私が株式会社キューブを設立したのは37歳の時です。
彼らもその年齢に差し掛かって来ました。
巣から離れ、自らの羽で飛んでみたいと思う気持ちはよくわかります。
親心としては、もちろん老婆心で、転ばぬ先の杖も心配してしまいます。
しかし、旅立つ若者の背中を押し、見守ってやるのも親の愛情かと思います。
そう思い、彼らの決断を諒とし、新たな旅立ちに幸あれと念じ、送り出すこととしました。
皆様にも是非温かい目で、彼らの新たなスタートを応援して頂ければと、お願い申し上げます。
とは申しながらも、明年3月末までは引き続き我々がマネージメントを行います。
また、その後もライブ制作など一部業務に関しましては、新会社と業務提携を結び、我々も万全の体制でサポートして参ります。
本来ならば、新会社の詳細と共にご報告すべきところですが、今回はアーティストの希望もあり、アルバムリリースタイミングでの異例の早い時期のご報告となった事をご了承ください。
新会社の詳細が決定次第、ファンの皆様、御関係者の皆様にはご報告いたします。
その点につきましても、どうぞご心配なきようにお願い申し上げます。
それでは、2020年春の新たないきものがかり並びに株式会社キューブの未来に、旧来にも増してのご支援ご鞭撻のほど、何卒宜しくお願い申し上げます。
そして、皆様にとりましても、新たな年が素晴らしい1年でありますようにお祈り申し上げ、ご挨拶とさせていただきます。