スティーブ・ハケット
プログレッシヴ・ロック界を牽引し続けるスーパー・ギタリスト、スティーヴ・ハケットの2年ぶり9度目の来日公演が早くも決定した。
今回の目玉は、なんと言ってもジェネシス黄金期の超名盤『月影の騎士』の完全再現に尽きる。これまで何度も日本に足を運んでいるスティーヴだが、アルバムの完全再現の実現は初めてとなる。『月影の騎士』は、スティーヴ自身がジェネシス作品の中でも特にお気に入りのアルバムと宣言していただけあって、彼の渾身のプレイが隅々まで詰め込まれている。
タイトル曲以外にも「ファース・オブ・フィフス」や「ザ・シネマ・ショウ」といった珠玉の名曲が収録されているほか、「アフター・ジ・オーディール」というスティーヴ作のインスト曲が初披露されるのも注目、ジェネシス・ファンならずとも感涙間違いなしだろう。また、スティーヴのソロ作品の中で最も人気の高い『スペクトラル・モーニングス』、最新作『アット・ジ・エッジ・オブ・ライト』の楽曲や彼のハイライトとなる名曲群も漏れなく演奏される予定だ。
来日メンバーは1995年以来スティーヴの片腕として絶対の信頼を置かれているロジャー・キング(Key)、2001年以降安定した存在感を示しているロブ・タウンゼンド(sax/flute)、アメリカ生まれスウェーデン育ちの美声の持ち主ナッド・シルヴァン(Vo)、2020年1月にはザ・フラワー・キングスのメンバーとしても来日するヨナス・レインゴールド(Ba)、そして今回長年にわたりリズムの要となっていた名将ゲイリー・オトゥールに替わり、スティーヴン・ウィルソン・バンドでの活躍で知られるクレイグ・ブランデル(Dr)が初参戦する。
7年ぶりとなる怒濤の3日連続公演は、オリンピック・イヤーに相応しい伝説のスペクトラル・ショウになるだろう。
スティーブ・ハケット来日公演
広告・取材掲載