マイルス・デイビスのドキュメンタリー映画サントラを2/19に日本先行発売、未発表音源をフィーチャーした新曲公開も

マイルス・デイビスの新たなドキュメンタリー映画『マイルス・デイビス:バース・オブ・ザ・クール』のサウンドトラック盤が2月19日国内先行発売となる。本日アルバムから、マイルスの貴重な未発表テイクをフィーチャーした最新録音「へイル・トゥ・ザ・リアル・チーフ」が公開された。この新曲にはジョン・スコフィールドやマーカス・ミラーも参加している。
映画『マイルス・デイビス:バース・オブ・ザ・クール』(原題:MILES DAVIS:BIRTH OF THE COOL)は、2019年1月サンダンス映画祭でプレミア上映された後、夏から北米で劇場公開されている。監督はエミー賞受賞歴のあるスタンリー・ネルソン。現在第62回グラミー賞でベスト・ミュージック・フィルム部門にノミネートされており、授賞式は現地1月26日に行われる。
本日公開されたマイルスの未発表スタジオ・テイクとレニー・ホワイトの書下ろし曲を組み合わせた“新録音”「ヘイル・トゥ・ザ・リアル・チーフ」では、ジョン・スコフィールドを筆頭にレニー・ホワイト、マーカス・ミラー等のほかマイルスの遺伝子を受け継ぐアーティストたちによる世代を超えた共演が実現している。パーソネルにはヴィンス・ウィルバーンJr.、レニー・ホワイト、ジョン・スコフィールド、マーカス・ミラー、バーナード・ライト、エミリオ・モデステ、アントワン・ロニー、ジェレミー・ペルトが名を連ねる。
アルバムの正式タイトルは「マイルス・デイビス:バース・オブ・ザ・クール〜ミュージック・フロム・アンド・インスパイアド・バイ〜」。総再生時間79分超の長時間収録盤だ。「マイルストーン」から「TUTU」まで、時代をおってマイルスが世に送り出した史上屈指の名盤から最強の13曲がセレクトされている。また、曲と曲の間にはハービー・ハンコック、クインシー・ジョーンズ、カルロス・サンタナ、ウェイン・ショーター、ギル・エヴァンス、元妻フランシス等マイルスと接点があった関係者たちによるユニークかつ興味深い「証言」が挿入されており、今もなお聴くものを惹きつけてやまないマイルスの魅力が立体的に浮かび上がってくる。
現時点で日本での映画公開は未定。
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