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GEZAN、初のドキュメンタリー映画『Tribe Called Discord』がDVD化 配信も

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『Tribe Called Discord:Documentary of GEZAN』
『Tribe Called Discord:Documentary of GEZAN』

GEZAN 初のドキュメンタリー映画『Tribe Called Discord:Documentary of GEZAN』のDVDが3月18日発売、同時に配信も決定した。

2009年の結成以来、精力的な活動を続け、野外フェス「全感覚祭」やレーベル「十三月」を主催し、現在の日本のアンダーグラウンドシーンを牽引するロックバンド“GEZAN”。少し音楽に対して敏感な人であれば、彼らの楽曲が次第に幅広い層に受け入れられ始めていることはもちろん、特にボーカルのマヒトゥ・ザ・ピーポーの歌詞の世界観と発言が、ある種のカリスマ性を持ち始めている事は現在進行形の事実として受け止められている。

特に昨年はフジロックへの出演が大きな話題を呼び、秋には全感覚祭 19 TOKYO と題して前代未聞の「フリーフード」開催を予定していたが、台風19号の影響であえなく中止を発表。しかしながら急遽「SHIBUYA 全感覚祭-Human Rebelion-」と題して、翌日に渋谷のライブハウスを会場にサーキットイベントを開催し、入場できない人の行列がありえない規模で発生するも、街全体が生き物のようにうねり、前代未聞のフェスとなった。満を持して発売されたニューアルバム「狂(KLUE)」は「神殺しのレベル・ミュージック」とも呼ぶべき大傑作であり、絶賛の嵐となっている。

自分たちなりのクラウドファンディング「BODY VUILDING project」で資金を集め、アメリカツアーとスティーブ・アルビニによるアルバムのレコーディングを敢行した GEZAN。彼らの盟友である映像作家“でるお”こと神谷亮佑はそこに帯同する。

アメリカの地ではどこへ行っても彼らは歓迎を受け、表向きにはパンク・アンダーグラウンドシーンの世界的な連帯を感じさせた。しかし、そこには先祖の時代から大きく横たわっている根深い人種差別、拭い去れない憎しみが存在する事を彼らは知ることになる。遠い彼の地で受けた感覚と感情の変化を背負い帰国した彼らだが、その情動は消えるはずも無く、彼らに覆い被さるのだった。

そんな中、アメリカでの映像の編集に向き会っていた“でるお”は極限の状態にまで追い詰められ失踪する。そして、彼らが主催するイベント「全感覚祭`18」の開催はもう目前に迫っていた。GEZANの「変化の原点」とも言うべき出来事が、この映画には記録されている。

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