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AK-69「THE LIVE -6900-」3公演、トップアスリート達も多数来場し大盛況のもと終了

アーティスト

「AK-69 THE LIVE -6900-」東京公演
左から徳永祥尭選手、稲垣啓太選手、坂手淳史選手、松田力也選手

東名阪の3公演で行われた「AK-69 THE LIVE -6900-」の最終日となる東京公演が、2月2日、東京・豊洲PITにて行われた。

“6900人と6900秒の魂の交換”というコンセプトのもと、バンド隊である69バンドをバックに構成された本公演には、開場前から多くのオーディエンスが開場前に詰めかけ、その期待感の高さを伺わせた。

そして、関係者エリアにはいよいよメジャーリーグに勝負を挑む筒香嘉智選手。ラグビー日本代表の稲垣啓太選手、ボクシング三階級チャンピオン八重樫東選手、大関 貴景勝関、総合格闘家 朝倉未来選手をはじめとする数々のトップ・アスリート達や、サイバーエージェント代表 藤田晋氏、グノシー代表 竹谷裕哉氏、クラウドワークス代表 吉田浩一郎氏など著名な経営者などが散見された。

会場の照明が落ち、バンドの演奏するイントロが鳴り響く中、会場からのクラップに導かれるように登場したAK-69は、会場に“THE CARTEL FROM STREETS”を叩きつけ、ライヴはスタート。そのまま“IRON HORSE -No Mark-”や“Only God Can Judge Me”とクラシックを矢継ぎ早に展開し、会場の熱気は一気に高まっていく。

「帰ってきたぜAK-69。武道館で2DAYSをやっても、俺はライブハウスに戻ってくる」と、昨年3月の「THE ANTHEM in BUDOKAN」と、昨年9月から今年1月まで全26公演で行われたライブハウスツアー「THE ANTHEM JAPAN TOUR」という、非常に対照的だった2つのライヴを念頭に置いたコメントをするAK。そして「俺はアンダーグラウンドから全てをかっさらいに来たぜ。今年も仕留めに行くぞ!」という言葉に続いて“PUBLIC ENEMY”など、ライヴならではの展開を見せ、ステージは進行していく。

「豊洲PIT、調子はどうだ?ここに集まってくれたすべての人に感謝を。今日はファイナルだから、終わったら明日のことなんて気にせずに飲み倒して、最高の夜を迎えよう」という言葉に続いて、“CAMPAGNE BOYZ”、“A Hundred Bottles”と、パーティやアルコールに縁ある楽曲を連続させ、観客を沸かせた。

「自分の限界を感じてしまって、なんだかなと思ってしまっている人が多いと思います。俺も輝いてるように見えるかも知れないけど、日々壁にぶち上がって、もうここまでかなって、諦めかけることの連続です。でも、このだだっ広い世界の中で、あなたはあなただけしかいない。だから、あなたには絶対に意味がある。その自分の心に素直に生きよう。そのために努力を費やそう。そんなみんなにこの曲を贈ります。“ONE”」と、逞しくも優しいメッセージに続いて披露された“ONE”では、会場から多くの手が上がり、その言葉への賛同が会場から送られた。

そして亡父への思いを込めた“ICU”や“Stronger”をエモーショナルに披露し、「俺の人生はどれぐらい残っているんだ。言い訳してる暇はない」という言葉から“Divine Wind -KAMIKAZE-”に展開し、「命のあり方と使命」を織り込んでいく。その流れで観客に年代を確認するAK-69。すると下は10代以下から上は60代までが集まってきている事が判明し、そういった幅広い世代にアプローチし、刺さっているのがAKの強さの一端であることを感じさせられた。

そしてファンの中からステージに女性2人を上げての“You Mine”や、男性を上げて共にラップした“BECAUSE YOU’RE MY SHAWTY”と、ファンサービスも忘れない構成に続いて、新曲となる“I Don’t Wanna Know”を披露。それに続いては「リクエストを聞くと、この曲を歌って欲しいという声が多かった、この曲を久々に歌おうと思います」と“And I Love You So”を情感深く、ドラマティックに歌い上げ、ラストのフックでは大合唱が起こり、この曲がいかにリスナーから愛されているかを伺わせる。

「もう一曲、新曲歌っていい?知ったふりして楽しんでよ」と“Hallelujah”を披露。先に演じた“I Don’t Wanna Know”と共に2月24日に配信リリースされる楽曲群には期待を込めた会場から声援が湧き上がった。

そして「今日という日は お前に残された人生の一番若い日だ!落とせ!」というメッセージに続いて“Forever Young”。そのイントロに乗せて客演としてUVERworldのTAKUYA∞が登場すると、会場からは割れんばかりの声援が上がる。黒の衣装のAKと白の衣装のTAKUYA∞というコントラストも印象的な二人は、そのまま“One Life”をパフォームし、会場の一体感は最高潮に。「ばっこりばっこりアガってけ!」という言葉を残し、TAKUYA∞はステージを降りた。そしてバンドメンバーの紹介に続いて「最後まで駆け抜けよまい」という言葉から“LOOKIN’IN MY EYEZ”、“THE RED MAGIC”と、ライブのラストスパートを更に焚きつける。

「2019年は初の武道館2DAYSが出来たよ。本当にありがとう。それは魂から湧き出るメッセージをみんなが受け止めてくれてるからだと思う。俺も人間だから弱い部分も、怯えている部分もある。だから、この掲げている目標は怖くて口に出せてなかった。でも、勇気を振り絞って言うよ。俺はいつか絶対にドームでライブする。そして、その姿をみんなに見せたい。ストリートから生まれたヒップホップに、日本のヒップホップに無理なんてないってことを形にしたい。この命が尽きてしまう前に、それを見せようと思う。それが俺のやり方、AK-69の音楽、AK-69のヒップホップ」という力強く、決意を込めたメッセージをリスナーに提示するAK。その言葉は、会場からの大きな歓声で包み込まれた。

そして“Flying B”に続いて、「ヒップホップには生きたメッセージがある。AKの音楽を愛していて間違ってなかったって誇りに持って欲しい」というメッセージを残し、ラストは“CUT SOLO”。「AK-69でした!愛しています!」という言葉とともに、AKはステージを後にした。

なお、“共に闘う”というパフォーマンスやメッセージがアスリートにとって、また経営者など第一線で活躍している方々にとっての大きなモチヴェーションとなり、AK-69の姿勢と音楽が胸に刺さっているのだろう。

この先の彼の戦いに大きな期待をさせられる、充実のライヴだった。

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