bice、3rdアルバムにして遺作となった名盤が初アナログ化

2010年に急逝した女性シンガーソングライター、bice。小西康陽からのラヴ・コールを受け、コロムビア*レディメイドに移籍してリリースされた’00年代ベッドルーム・ポップの名作「かなえられない恋のために」がアナログ化、5月13日に発売される。
モッズ、フレンチポップ、ボサノバ、ネオアコ、ソフトロック~サイケ、エレクトロ・ポップまで消化したサウンドで、渋谷系ムーヴメントの後期から00年代にかけて活躍した女性シンガーソングライター、bice。今年7月には没後10年を迎えるが、その間も熱心なファンからの支持は途絶えることなく、2016年には2ndアルバム「let love be your destiny」(’02)、2018年にはインディ時代のミニ・アルバム「Spotty Syrup」(’98)が初アナログ化されるなど、新たな世代のリスナーも巻き込んだ再評価が進んでいる。
今作は、小西康陽が日本コロムビア内で主宰したレーベル、コロムビア*レディメイドから発表された3rdアルバム「かなえられない恋のために」(’08)の初アナログ化。bice自身が全曲の作詞、作曲、アレンジを手掛けたセルフ・プロデュース・アルバムとなっており、様々なジャンルが自然体でミックスされたベッドルーム・ポップ・サウンドと、詩情豊かなソングライティング、彼女の代名詞とも言える透明感に溢れるウィスパー・ボイスが味わえる、集大成的な傑作となっている。
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