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東京二期会、オペラ『サムソンとデリラ』公演を延期 指揮は準・メルクルに代わってジェレミー・ローレル

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ジェレミー・ローレル

ジェレミー・ローレル

東京二期会は、新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、4月に予定していた東京二期会コンチェルタンテ・シリーズ『サムソンとデリラ』を、2021日1月5日(火)・6日(水)に延期することを決定した。

延期にあたり、指揮には、準・メルクルに代わり、フランス音楽界の新しい騎手として才能豊かな活動を展開しているジェレミー・ローレルを招聘。ローレルは、すでにウィーン国立歌劇場、バイエルン州立歌劇場、ザルツブルク音楽祭、グラインドボーン音楽祭でオペラを指揮する一方、作曲家としても評価されている逸材だ。日本でオペラを指揮するのは本公演が初となる。欧州の音楽界に鮮烈な印象を残し続けるローレルと、東京フィルハーモニー交響楽団、東京二期会屈指の歌手陣との融合により、新たに誕生する『サムソンとデリラ』に期待しよう。

 
『サムソンとデリラ』あらすじ
古代パレスチナの都ガザ。かつてヘブライ人の地であった都は今やペリシテ人の支配下に。ヘブライの英雄サムソンは、唯一神エホバから授けられた怪力により、ペリシテ人の太守を倒す。絶世の美を誇るペリシテ人の娘デリラは、復讐のためにサムソンを誘惑。その執念の誘惑にサムソンはついに籠絡され、ペリシテの神ダゴンの神殿に捕らえられる。 神通力を失い眼をえぐられ光も失ったサムソンだが、神への懺悔とともに最期に再び力を取り戻し、その怪力にて神殿を崩落させ、己ともどもペリシテの人々を壊滅させる。

 

<プロフィール> 指揮者 ジェレミー・ローレル 

1973年、パリ生まれ。世代で最も才能豊かな指揮者の一人。ル・セルクル・ド・ラルモニー管弦楽団創立者兼音楽監督として、オリジナル楽器を使用した18、19世紀レパートリー追求をリードしている。指揮者としてモーツァルトから現代作品まで、幅広く賞賛を得る一方、ピエール・カルダン賞を受賞するなど、作曲家としても評価されている。
モントリオール交響楽団、フィルハーモニア管弦楽団、ゲヴァントハウス管弦楽団、ロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団、パリ管弦楽団、チェコ・フィルハーモニー管弦楽団等これまでに様々なオーケストラに客演。
また、ウィーン国立歌劇場、バイエルン州立歌劇場、モネ劇場、リヨン歌劇場、テアトロ・レアル、ローマ歌劇場等で指揮。権威ある音楽祭への招聘も多く、エクサン・プロヴァンス音楽祭、グラインドボーン音楽祭、 エディンバラ音楽祭、BBCプロムス、ザルツブルク音楽祭等でオペラを指揮。2018年7月にはマリオン・コティアールが題名役を務めたオネゲル『火刑台上のジャンヌ・ダルク』でスポレート音楽祭クロージングコンサートに登場。ル・セルクル・ド・ラルモニー管弦楽団とは、メジャー演目に対する新たな解釈を導く存在として、オリジナル楽器を使用し、DVDがリリースされている『セビリャの理髪師』(シャンゼリゼ劇場、エディンバラ音楽祭、ブレーメン音楽祭)、『椿姫』(シャンゼリゼ劇場、ブレーメン音楽祭)等を上演した。
2020年3月アル・ブスタン音楽祭にてカメラータ・ザルツブルクと共演、ベートーヴェン・アニバーサリーイヤーのプロジェクトを行った。
ル・セルクル・ド・ラルモニー管弦楽団とともに、エクサン・プロヴァンスのプロヴァンス大劇場レジデントとして教育プログラムにも従事している。

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