ジュリー・テイモア演出『夏の夜の夢』 (C)2014 Loh, Inc
2020年6月19日(金)よりトニー賞受賞演出家ジュリー・テイモア演出の舞台『夏の夜の夢』が劇場特別公開されることが決定した。
ブロードウェイの大ヒット舞台『ライオンキング』で演出を務めたジュリー・テイモアが演出する本作品は、2014年、ニューヨーク・ブルックリンのTheatre for a New Audience (TFANA)で上演され、同年トロント国際映画祭でプレミア上映され批評家の絶賛を浴びた。
アートワーク (C)2014 Loh, Inc
シェイクスピア原作の舞台の中ではもっとも場面展開が多く、妖精や魔法が登場する『夏の夜の夢』を、演出家ジュリー・テイモアは視覚的に息を飲むほど魅了される世界に仕立て上げている。セクシーで、ファニーで、詩的なテイモアの演出を、アカデミー賞ノミニー撮影監督ロドリゴ・プリエト(『ブロークバック・マウンテン』、『アルゴ」、『ウルフ・オブ・ウォールストリート』)が撮影し、『フリーダ』でアカデミー賞作曲賞を受賞したエリオット・ゴールデンサールの音楽が盛り上げる。出演には、キャサリン・ハンター(『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』)やデヴィッド・ヘアウッド(『HOMELAND』、『ブラッド・ダイヤモンド』)、ティナ・ベンコ(『アベンジャーズ』)、マックス・カセラ(『ブルージャスミン』)ら。興行時にはチケットが完売した一作だ。
公開は、6月19日(金)より。終了日は各劇場により異なるので詳細は作品ホームページをチェックしてほしい。
ジュリー・テイモア演出『夏の夜の夢』 (C)2014 Loh, Inc
ジュリー・テイモア演出『夏の夜の夢』 (C)2014 Loh, Inc
ジュリー・テイモア メッセージ
『夏の夜の夢』は、愛とそのパワーについてあらゆる側面から描いたシェイクスピアの作品の中ではもっとも楽しい戯曲です。舞台化するだけでなく、その舞台が収録され映画化されるこの企画に参加できたのは素晴らしいこと。生の舞台を複数のカメラで撮影するだけでなく、配置をコントロールできるように撮影日を数日追加しました。私たちは、動くカメラとステディカムを駆使して、舞台上のエネルギーやダイナミックさを捉え、様々なアングル・クローズアップ・役者のリアクションなど、生の舞台の観客の目が届かないシーンを収めました。カメラはそこら中に配置され、ポストプロダクションでは通常の映画のように編集作業を行い、作曲家エリオット・ゴールデンサールが映画のためだけに音楽を追加することも可能にしました。
広告・取材掲載