ヨルシカ、新曲「嘘月」がNetflixアニメ映画『泣きたい私は猫をかぶる』のエンドソングに 本編シーンを含む新PV解禁
新進気鋭のアニメーションスタジオ・スタジオコロリドが贈る長編アニメーション映画第2弾『泣きたい私は猫をかぶる』が、Netflixにて6月18日より全世界独占配信となる。主題歌と挿入歌に続き、ヨルシカの新曲「嘘月」が映画エンドソングに決定。初解禁シーンを含む本編映像に「嘘月」が流れる新プロモーションビデオが公開された。
解禁されたPVは、その正体がムゲとは知らない日之出が、「太郎」の前で彼女について思いを馳せるシーンからスタート。いつも陽気で明るく、空気を読まない言動で周囲を驚かせていたムゲだが、ある出来事をきっかけにすっかり元気を失ってしまう。日之出はムゲの笑顔を思い返し、「あいつ、俺の前ではいつもがんばって笑ってたんだ」と、彼女に支えられていたことに気付き始める─。弾けるようなムゲの笑顔に、日之出と「太郎」が“二人きり”で過ごす日常の一コマ、そしてムゲと日之出が手と手を繋ぐ姿まで、本編への期待が高まるシーンが満載!さらに「嘘月」の切ない歌詞とメロディが深みを与える、見ごたえ・聴きごたえ抜群のPVに仕上がっている。
映画の世界観を広げる珠玉の3曲を手掛けたヨルシカのメンバーも、今回の楽曲制作に大きな手ごたえを感じている様子。ギターとコンポーザーを担当するn-buna(ナブナ)は、自分たちがコンセプトを前提とした作品作りを行うバンドであるため、当初は映画の世界観とのマッチングを心配していたが、監督に「自由にやってください」と言われたことで、安心して楽曲制作に打ち込めたそう。今回解禁されたエンドソング「嘘月」は、その名の通り“嘘つき”を表し、歌詞の節々に尾崎放哉の句を散りばめたこだわりの一曲だという。アニメ映画が大好きだと語るボーカルのsuis(スイ)は、エンドロールで自分たちの曲がかかる喜びに心躍らせながら、「映画を観た方全員を泣かせたい」という意気込みで臨んだことを明かしている。
ヨルシカ コメント
n-buna(ギター/コンポーザー)
ヨルシカ自体がコンセプトありきの作品を作るバンドなので、何処までこちらの世界観で作ってしまっていいのかという心配をしていましたが杞憂でした。ファーストコンタクトで監督から自由にやってくださいと言われた時は心強かったです。
次作のアルバムコンセプトの一つが春から初夏にかけての空気感、だったので、映画の世界観と外れないだろうと思い、その時書こうとしていたものをそのままアウトプットしました。三曲どれも、想い出の中の街をテーマに描いた曲です。
「花に亡霊」… 亡霊はつまり想い出なので、夏に咲く花に想い出の姿を見る、という意味の題です。
「夜行」 … ここで言う夜は人生の夜です。大人になること、忘れること、死へ向かうこと、を夜に置き換えて書いた曲です。
「嘘月」 …嘘つきです。歌詞の節々に尾崎放哉の句を散りばめています。
suis(ボーカル)
アニメーション映画大好きなので、アニメーション映画のエンドロールでヨルシカが聴けるなんて嬉しすぎる!ととても心躍りました。同時に『映画を観た方全員を泣かせたい』という野望が湧き、いい歌を歌おうと意気込んだ覚えがあります。