坂本冬美、レコーディングスタジオからのライブ生配信に初挑戦
6月17日18:00よりYouTubeの坂本冬美公式チャンネルで、坂本冬美が通常レコーディングで使用しているホームスタジオから、無観客ライブを生中継するという初の試みに挑戦した。
当初の予定は、2ヶ月前の4月17日の予定で、コロナ禍の影響で世の中に閉塞感が漂う中、コンサートの中止、延期が続く今だからこそ、演歌歌手の坂本冬美にできる事は何か、日本全国津々浦々の人々に歌声を届ける事で、希望と勇気を与え、この局面を共に乗り越えられる様にとの願いを込めて、「坂本冬美流のテレワーク風トーク&ライブ」を開催する予定であった。
当日、歌って欲しい楽曲リクエストを一般募集したところ、1,000通を超えるメールとハガキが1週間で届き、期待度の高さを感じる事となった。
しかしながら、緊急事態宣言の発出により、一旦延期の判断を下す事になった。すでに開催を告知していたので、落胆するファンの声が続々と届いた。それならば、自宅で自主練習している様子を流そうという事から、「ユーチューバー坂本冬美」が誕生するきっかけとなった。
「緊急企画変更 坂本冬美が自宅で自主練」というタイトルで、第1弾を配信してから、これまで5本のプログラムを配信して、トータルの視聴回数は、既に、50万回を超える状況である。
YouTubeのチャット上には配信を待つファンから「ドイツから見ています」「北海道から見ています」という応援メッセージや「ふゆ~~~~みちゃん!」というライブさながらの掛け声が多く寄せられ、画面越しにも熱気が伝えられた。
自宅配信時の普段着ではなく、コンサートと同じように着物姿で登場すると、いきなり「火の国の女(ENKA Ver.)」を熱唱。ファンから寄せられたメッセージの紹介コーナーでは「冬美!うれしいですよ!自分の奥さん呼ぶみたいに呼んでいただいて 笑」とほほえましく応えるシーンも。
そして「羅生門」「日は昇る」「好きです日本」を歌唱。ラストはスペシャルゲストに黄金の指を持つトップギタリスト斉藤功を迎え、この日発売した「俺でいいのか 〜追撃盤〜」よりギター伴奏バージョンを初披露し、生中継を終了した。