ミュージカル 『7月7日の7度目の正直』
2020年6月29日(月)~7月7日(火)の間、毎晩午後7:07より、劇団らふ公式YouTubeにて、ミュージカル『7月7日の7度目の正直』を9日間連続で配信することが発表された。
本作は、七夕物語をテーマにした、6人のクリエイターと劇団らふのコラボ企画。らふとは、早稲田大学在学時代、ミュージカルサークルで出会った3人が立ち上げたプロジェクトで、現代に相応しいオリジナルミュージカルの上演を目的としている。らふには「ラフな格好で荒削り(rough)の舞台を笑って(laugh)ご観劇頂き、愛(love)や人生(life)について思いを馳せるキッカケ作りができれば」という想いが込められている。
今回の作品について、らふは、「誰もが今年、大切な人と会えない時間を経験しました。しかしその時間が、大切な人を想うきっかけになったこともまた事実です。きっと七夕の織姫と彦星も、何千年という時間を同じような気持ちで過ごしていたのではないでしょうか。こういった経験をみんなで経験した今だからこそ、“誰かを想う、会える喜び”の象徴として、より共感してもらえる七夕の物語が描けるのではないかと思い、ミュージカル『7月7日の7度目の正直』を制作いたしました」と述べている。
(左から)門田奈菜、永田崇人、今拓哉
物語は、七夕物語で知られる、 会ってはいけないという掟を破ったことであらゆるものに“転生“させられてしまう織姫と彦星を描く。出演は、門田奈菜、永田崇人、そして今拓哉の3名。門田が織姫、永田が彦星、今が天帝(織姫の父)を演じる。
『7月7日の7度目の正直』【あらすじ】
物語は、とある7月7日。
七夕といえば誰もが知る有名人織姫と彦星が、「年に一度しか会ってはならない」という掟を破ってしまう。織姫の父・天帝は激怒し、2人を下界の「恋が成就しない事物」へと転生させた。時代は流れ、アイドルとファン、ヒーローと怪獣、など転生を重ねるが、"愛したくてもつながれない"関係性の二人はなかなか会うことができない。7度の転生を経て、"会えることの喜び"を改めて学んだ織姫と彦星。罪を許され、果たしてふたりは再会を許されるのだろうか……。
七夕伝説として知られる「牛郎織女」という中国発祥の物語が、本ミュージカルのイメージベース。織姫と彦星が怠惰になったきっかけと称される、恋愛にうつつを抜かしていた(!?)という部分を、ハッピーミュージカルとなる本作品の創作につながったそう。
天の神様(=天帝)の娘“織姫”は、キャリアウーマンのように熱心に働く女性。神様は、なりふり構わず働く娘に似合う夫を探し当て、牛の世話を熱心にする勤勉な若者“彦星”を見つけます。この真面目な青年こそ娘を幸せにしてくれると、二人を結婚させます。
二人は日々を重ねるごとに愛をはぐくみましたが、これまでとは一転して遊び呆ける日々……。今まで献身的に働いていた二人は、天帝がいくら説得をしても、働く様子が見らせません。ついに怒った天帝は、織姫と彦星を天の川で隔てて引き離し、二人はお互いの姿も一目も見ることができない関係性に。悲しみにくれた織姫と彦星は、仕事に戻ることもなく、ますます状況は悪化していきます。
これを見かねた天帝は、毎日真面目に働くならば、毎年7月7日だけはお前たちを会わせてやる、と約束し、一年の一度のこの夜は、織姫と彦星の貴重な“デートの日”となったのでした。
本配信は6月29日(月)に開始となる「転生のはじまり」ムービーに続いて、30日(火)~7月6日(月)までは、6人のクリエイターとコラボレーションをし、あらゆるものに“転生“されていく姿をショートミュージカルでお届け。どんな姿になっても、会いたいと願う織姫と彦星を、様々な手法で表現していく。最終日である七夕の日には、今までの総集編を交えながら、ラストまでを公開する予定。
また、“ミュージカルをもっと気軽に楽しんでほしい”という、らふの想いで、今回の曲はすべて童謡「たなばたさま」のメロディラインを様々なアレンジを行い、作曲したとのこと。
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