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ナオト・インティライミ、2020年ナオトの日初の生配信ライブは銀座PLUSTOKYOでお祭り騒ぎ

アーティスト

撮影:Uchida Yuho

ナオト・インティライミが7月10日、配信ライブ「ナオトの日スペシャルLIVE 2020〜生配信の大祭典!初の試みドッキドキ?おうちでナオトを一人占め!!〜」を東京・銀座のど真ん中PLUSTOKYOで行った。毎年7月10日に「ナオトの日LIVE」を開催しているナオト。今年は新型コロナウィルス感染拡大防止のため、初めて生配信ライブとなった。

2020年はナオトにとって、デビュー10周年のアニバーサリーイヤー。全国ツアー、ベストアルバムの発売、海外公演、スペシャルライブ、ドラマ出演などを予定していたが、コロナ禍の影響によりすべての活動を2021年にまるっと延期することを発表。その後もSNSを介した発信、新曲「Invitation」(フジテレビ系「ライオンのグータッチ」新テーマソング)を発表するなど、前向きに活動を続けてきた。この日の配信でもナオトは、ライブファンに対する強い思いを感じさせるパフォーマンスを繰り広げた。

ライブ会場は、世界デビュー曲「El Japonés」のミュージック・ビデオを撮影した思い出深い場所。富士山の絵をバックに登場したナオトは、そのまま階段を駆け上がり、屋上へ。「今年もこの日がやってきたよ! はじめようか、“ナオトの日”!」という挨拶とともに「Wonderful!」でライブをスタートさせた。

「お茶の間のみんな、元気?! 最前列のかぶりつきの神席、眺めはどう?」という言葉から、最初のMCへ。

「見てください、東京の空、晴れてます。同じ会場で出来ないのは寂しいけど、いいこともあって。こんなに人目を気にせず、踊ったり、歌えることってないでしょ? あと“1対1感”もあるし」と生配信ライブの魅力をアピール。ライブ会場で録音された歓声を使い、一体感を生み出す演出も印象的だった。

さらに「恋する季節」「タカラモノ〜この声がなくなるまで〜」を披露。アコースティックギターの弾き語りにシンプルなトラックを加えることで、楽曲の良さがしっかりと伝わる。ナオトの表情や息づかい、会場の空気感が伝わる映像も素晴らしく、コメント欄にも「こんなに近くで見れるなんて最高」「音いいね」などの言葉が並んでいた。

この日の生配信ライブでは、視聴者と直でつながる企画もたっぷり。まずは「日本を元気に!コロナ禍、その中、いい話!!」。STAYHOME期間中の素敵な出来事を募集、ナオトが気になったエピソードをファンに電話で聞くという企画だ。「5才の長男から似顔絵と”いつもありがとう“の言葉をもらった」という女性、「夕刊の配達中、道路に子供たちが書いた”コロナに負けるな“というメッセージに励まされた」という男子大学生とトークしたナオトは、「ホッコリするね。いい気分で歌えそう」と笑顔を見せた。

続いて、“いろんなことがある日々だけど、ゆっくり進んでいきたい”というメッセージが胸を打つ「365」、インディーズ時代に発表した「ため息インジケーター」を演奏。また、3人の視聴者が歌ってほしい曲をプレゼンする「視聴者プレゼン大会!ナオトが歌いたくなった曲は?!」で選ばれた「線香花火」では、切なく、叙情的な雰囲気を生み出した。

休憩を挟み、ライブは後半へ。Ballooooon!!(Remix ver.)でエクササイズ風のパフォーマンスでさらに盛り上げた後、波田野哲也(Per)、ミトカツユキ(Key)とともに「I’m chi-zu-ers」「テキナビート」を演奏。心地よいビートとポジティブな歌を響かせる。さらに「以前に書いた歌詞なんだけど、いまの状況に重なることがあって。この曲のサビのフレーズも、みんなに会えなくて辛いという思いを反映しているかのよう」と言葉から「花びら」へ。“今日も笑顔で過ごしていますか?”という歌詞、東京の夜景を映し出す映像とともに、大きな感動が広がった。

ここでナオトは、改めてオーディエンスに向かって話しかけた。コロナ禍によってライブが出来なくなり、絶望的な気持ちになったこと。それでも「このままではいけない」とファンクラブに向けた生配信、TikTokでの発信などをはじめたこと。「7か月ぶりに“ステージ”に立つことができて、心から嬉しく思っています」「自分の持ち味をまっとうすればいいと気づかせてくれたのは、画面の向こうでライブに参加して、一緒に作ってくれているあなたです。こういうことがあって、みんなとはさらに心の距離が近くなったと感じています」と少し涙を浮かべながら話すナオトに対し、視聴者からは「ありがとう!」「大好きだよ」「一緒にがんばりましょう」というメッセージが数多く寄せられた。

「逆境のなかで歯を食いしばってがんばってるみんなに、この曲を送りたい」という言葉に導かれた「未来へ」、そして、<いつでもぼくらは生まれ変われるのさ>という歌詞が心に残った「LIFE」でライブ本編は終了した。

アンコールでは、初のEP作品「オモワクドオリ」を10月7日にリリースすることを発表。表題曲「オモワクドオリ」のほか、「Invitation」(フジテレビ「ライオンのグータッチ」テーマソング)、「スタートライン」(NHK「みんなのうた」8-9月)、「Sunset Lovers」(「充レン」タイアップソング)、「きっかけはキッカケで」(メーテレ「ドデスカ!」テーマソング)などを収めた本作は、ナオトにとって初のEP作品だ。視聴者の「新曲は聴けないの?」という声に反応したナオトは、「オモワクドオリ」を初披露。ファンキーかつダンサブルなサウンド、感情豊かな歌声が一つになったこの曲は、彼の新たな代表曲になりそうだ。

ラストはライブで支持され続けているお祭りソング「カーニバる?」。タオルを回しながら高揚感に溢れるステージを繰り広げ、「またあなたと会える日を楽しみにしています。どうかそのときまで元気で!」というメッセ―ジとともにライブは終了した。終演後には、ライブの打ち上げの様子をリアルタイムで配信する「打上げ、乾杯、生配信!LIVE直後のアフタートーク!」も。ポジティブな思いを反映させた楽曲、ファンとの結びつきの強さを改めて体感できる、意義深い生配信ライブだった。

セットリスト

01. Wonderful!
02. 恋する季節
03. タカラモノ 〜この声がなくなるまで〜
04. 365
05. ため息インジケーター
06. 線香花火
07. Ballooooon!!(Remix ver.)
08. I’m chi-zu-ers
09. テキナビート
10. 花びら
11. 未来へ
12. LIFE
アンコール
13. オモワクドオリ
14. カーニバる?