H ZETTRIO、8/19のツアーファイナル神奈川公演の場所をYokohama Bay Hall から相模原市民会館へ変えて決行へ
新型コロナウイルス感染拡大の影響で2月末から5月前半までのライブ、計27公演が全て中止となっていた“笑って踊れるピアノトリオ”H ZETTRIOが、8月19日に予定していた神奈川公演を、会場を変更して行うと7月15日に行われた配信ライブの中で発表した。
今年2月から始まったライブハウスツアー「RE-SO-LA Tour 2020 先駆けトリオピック」のツアーファイナルとなる神奈川公演について、H ZETTRIOの3人は、ずっとメンバー間や関係各所との話し合いを続けていた。それはツアー初日の東京公演をのぞき、全ての公演が中止せざるを得なかった中で、ファイナル公演だけはなんとかお客さんと一緒に楽しみたいという気持ちと、安全面・社会情勢への配慮は欠かせないという思いとの葛藤だったという。
その中でH ZETTRIOが出した結論は、当初4月26日に開催の予定だったこのファイナル公演を8月19日に延期するというものだった。そして、チケットを購入した人の中には当然、変更先の日程では予定がつかない人もいるので、チケットはそのまま有効だが払い戻しにも応じるという方策をとった。
この時点では8月に日本がどんな状況になっているのかなど日本中の誰もが知る由もなかったが、緊急事態宣言が解除され、経済の動きが活発さを取り戻し始めた7月初頭、チケットの過半数が払い戻しをされていないという事がわかった。この事実を知ったH ZETTRIOは、これをライブの開催を心待ちにしている観客からのメッセージだと受け取り、具体的な動きを開始した。
当初予定していたYokohama Bay Hallではソーシャルディスタンスの確保が難しい為、会場を相模原市民会館に変更。通常のキャパシティーの半分以下の客席数ではあるが、少しでも多くの方に見てもらえるように配慮した変更である。当日はガイドラインに従い、マスク着用、入場時に検温、消毒、氏名・連絡先の記入など、安全面にも様々な配慮がされることになる。詳細はウェブサイトで発表。また、追加のチケット販売が困難なことから、配信チケットを割安で販売することも検討している。
実際のライブと配信ライブを並行して行うという今回の試みは、今後新しいライブの形となっていくのだろうか。いずれにしても、望まぬ形だったとはいえ5ヶ月の充電期間を経たH ZETTRIOの生ライブが生半可なものになるはずもなく、今から楽しみだ。