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坂本龍一「GREAT TRACKS」「エスペラント」アナログ盤本日発売 当時のレコーディングスタッフによる対談連載の最終回も公開

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​本日7月22日、レーベル“GREAT TRACKS”のために選曲された坂本龍一のコンピレーション・アルバム「GREAT TRACKS」と、85年にリリースされたアルバム「エスペラント」のアナログ盤が同時発売された。

発売を記念して特設サイトでは、当時の坂本龍一制作現場に立ち会った音楽プロデューサー藤井丈司とレーベル“GREAT TRACKS”のプロデューサー滝瀬茂によるスペシャル対談連載の最終回が公開された。

「GREAT TRACKS」は、レーベル“GREAT TRACKS”のために選曲された4曲を、サウンドに定評のある12インチ45回転のアナログレコードに収録したコンピレーション・アルバム。1985年ラジオ番組に送られたデモ・テープが切っかけで制作された「STEPPIN’ INTO ASIA」、1986年に発売されたアルバム「未来派野郎」から「黄土高原」「Ballet Mécanique」の2曲。さらに1987年NEOGEOツアー直後にバンド・メンバーをスタジオに集め収録された「BEHIND THE MASK」の4曲を収録する。カッティングはバーニー・グランドマンが担当。

「エスペラント」は、1985年10月に発売された坂本龍一の5作目のソロアルバム。前衛舞踏家モリサ・フェンレイの依頼によって制作された「架空の民族音楽」というコンセプトを反映。フェアライトCMIを徹底的に駆使して作られた人工美あふれる民俗音楽に、アート・リンゼイのノイジーなギターを要所で取り入れ、それらが渾然一体となった形式にとらわれない音楽は、坂本龍一が目指したハイテクでテクノな普遍的エスニック・ミュージック。カッティングは「エスペラント」のもつ独特なサウンドをエンジニアに理解してもらうため国内で行われた。

スペシャル対談最終回では内容は、80年代坂本龍一のスタジオワークを支えた藤井丈司と坂本のメインエンジニアをつとめた滝瀬茂の両氏によって、当時のスタジオ制作の裏側の様子や、今回発売される「エスペラント」リイシュー盤や「GREAT TRACKS」がどのようにして制作されたかの詳細が語られるレコード・ファン必見の内容である。

また特設サイト上では音楽ライター柳楽光隆氏による新企画掲載も予告され、坂本龍一の音楽をさらに深堀りする記事が掲載される予定だ。

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