安斉かれん ニューシングル「GAL-TRAP」配信スタート、巨大なテディベアとラストにシュルレアリスムな「トラップ」を仕込んだ意味深MVも公開
安斉かれんが作詞だけでなく、初めて、作曲・プロデュースを行ったニューシングル「GAL-TRAP」が、本日配信開始した。
今回の楽曲タイトルにある「トラップ」というワードには、ギャルが仕掛ける「罠」という意味と、安斉自身が大好きと公言してきたHIP-HOPのジャンル「TRAP」の2つの意味が込められている。
そんな「GAL-TRAP」のミュージックビデオは、すでに、日本テレビ系「スッキリ」9月テーマソング、「ウチのガヤがすみません!」9月エンディングテーマとして、その一部がオンエアされていたが、本日、フルバージョンが公開された。
時に荒涼としてしまう「心の中」を表現した「無機質な部屋」には、幻想的かつ過激な配色の巨大なテディベアが配置されている。それに包み込まれるシーンは、いつまで経っても、誰かに守られていたい!という願望=ピーターパン・シンドローム(大人になりたくない)的な「幼さ」を表し、一方で、テディべアと対峙しようとするシーンでは、その「自分過保護」によって、世界から取り残されるかも知れないという危機感や恐怖感が表現されている。
“自分でも分かっている”でも”やめられない”という、飴にも毒にもなる心のエスケープ機能(自分こそが自分の最大の理解者であること)からの連鎖から起こる「堂々巡り」は、永遠に出口に辿り着けず、無限ループする真白な部屋としても可視化されている。
終始、シュルレアリスムな雰囲気で進む映像だが、ラストには、いよいよ脱出=自己解決かというシーンが登場するが、スパイラルする物語の行方に注目だ。