ゆず 初のオンラインツアーが横浜“文体”よりスタート、AR演出やファンがアバターで参加する新たなライブ体験
ゆずが9月27日、自身初のオンラインツアー「YUZU ONLINE TOUR 2020 AGAIN」初日公演を、神奈川・横浜文化体育館にて開催した。
同ツアーは、今月16日に2作品同時発売されたライブベスト映像作品「YUZU ALL TIME BEST LIVE AGAIN 1997-2007」「YUZU ALL TIME BEST LIVE AGAIN 2008-2020」を引っさげて行われる有料配信ライブ。動画配信プラットフォーム「OPENREC.tv」にて、9月27日のDAY1:出発点を皮切りに、毎週日曜日の21:00に配信。最終日となる10月25日まで、会場とライブテーマ、セットリストを変えながら全5公演が開催される。
各ライブ会場は、ゆずにゆかりのある“横浜エリア”から選定。ツアー初日に選ばれたこの日の会場は、ゆずが1998年に初めてアリーナ規模の会場としてステージに立ち、以降も活動の節目にライブを行ってきた“聖地”といえる横浜文化体育館。今月9月に閉館し、58年という長い歴史に幕を閉じた同所から、セットのない体育館の中央で、北川悠仁、岩沢厚治の二人だけでステージに立った。
今回のツアーは全5公演、自身の代表曲「夏色」以外、すべて“被り曲なし”というセットリストで構成されるプレミアライブ。「大バカ者」「始発列車」「気になる木」など、通常のツアーでは頻繁に披露されることのないアルバム曲・カップリング曲も盛り込まれ、SNS上ではファンから喜びの声があがった。
また、演出としてオンラインライブならではの試みも実施。これまで数々の映像作品を手掛けてきた映像ディレクター・東市篤憲率いる制作チームによるAR演出を起用し、セットのない会場にさまざまな背景が登場。「いつか」では壮厳な大樹が映し出され雪が舞い降り、「ユーモラス」では世界的アーティスト・村上隆のお花が画面一面に出現。ライブ鉄板曲「夏色」では、スマホ用アプリ「ピグパーティ」とコラボレーション。事前に選ばれたファン24人がピグという「アバター」に自身を投影し、ゆずと共演。オンラインライブだからこそできる、新たなライブ体験をファンに届けた。
ライブの締めくくりには、日本テレビ系ドラマ「親バカ青春白書」主題歌としてロングヒット中の最新曲「公私混同」を初披露。さまざまな演出や見せ方を盛り込んだオンラインツアー初日の幕を閉じた。この日の模様は、9月27日より10日間アーカイブ視聴が可能。なお、DAY1からDAY5までの視聴チケットも現在好評販売中。
セットリスト
- 大バカ者
- 手紙
- 始発列車
- 境界線
- いつか
- 雨と泪
- 連呼
- 傍観者
- 気になる木
- ジャニス
- 夏色
- ユーモラス
- 公私混同