福山雅治、11月に「ACOUSTIC SPECIAL – SING A SONG -」12月に「MAGNUM LIVE」をWOWOWで放送
2020年3月21日にデビュー30周年を迎えた福山雅治のアーティスト活動を振り返る「15ヵ月連続 福山雅治 デビュー30周年特集」をWOWOWで放送中だが、10月から福山雅治 90’s Live Selectionと題し、思い出のライブシーンの中から、90年代に開催されたライブを3カ月連続で放送する。
第1弾となるのは、1998年に全29カ所37公演が行なわれ、8万6033人を動員した全国ホールツアー「WE’RE BROS. TOUR ’98 ~LIKE A HURRICANE~」。すでにヒット曲を量産する一方で、主演ドラマなどを通じて俳優としての一面も見せていた福山だったが、1996年から1997年にかけて音楽活動はほぼ休止状態だった。シングル、アルバムのリリースもなく、ライブもファンクラブを対象とした1公演のみにとどまった。その福山が、1998年は一気に“音楽”へとベクトルを振った。4月にシングル「Heart」を発表し、6月にはオリジナルアルバム「SING A SONG」をリリース。そして、9月から満を持してスタートさせたのがこのツアーである。音楽活動を本格化させた福山の喜びまでもが伝わってくるヒット曲満載のステージとなっている。
第2弾は、1998年に東京・⻘山スパイラルホールでアルバム発売を記念して開催されたライブ「SING A SONG」。福山にとって2年半ぶりとなるこのライブは、ボーカル・アコースティックギター福山雅治、ギター吉川忠英、そしてパーカッション三沢またろうの3人のシンプルなアコースティック編成で開催された。招待客に加え、ステージ上の出演者にもアルコールが振る舞われ、リラックスした中で進行していく今ではなかなか見ることのできないスタイルのライブでありながら、MCでは福山を支えるスタッフからの質問にステージ上で答えるなど、現在にも通ずる福山のライブスタイルを感じさせる。福山から届いた留守番電話のメッセージが流れる番組冒頭の演出にも注目してほしい。久々の音楽活動に福山自身楽しんでいることがうかがえる貴重なライブ映像となっている。
そして、第3弾は1999年12月24日から31日にかけてパシフィコ横浜で開催された「福山☆冬の大感謝祭 其の二 スコールしちゃって、もうヘブン〜フクヤマグナム 六連発!!」から構成された「MAGNUM LIVE」。現在は神奈川・パシフィコ横浜の展示ホールで開催されている「福山☆冬の大感謝祭」も、このころはまだ国立大ホールで行なわれていた。今ではおなじみのパシフィコ横浜でのセンターステージとは違うステージセット、アレンジの違う楽曲も新鮮に映る。2000年にWOWOWで放送されて以来、実に20年ぶりの放送となる今作品で、20年たった今見てもまったく色あせることのない福山の音楽に浸りながら、彼の進化を体感しよう。