ローランド、プロのライブ配信に使える小型ビデオ・スイッチャー「V-1HD+」を10/23発売
ローランドは、イベントや映像制作、ライブ配信などプロの現場で活躍する4チャンネル・ビデオ・スイッチャーの最新モデルとして、ポータブル・サイズながら操作性や音質を強化した「V-1HD+」を、10月23日に発売する。
2020年、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い従来のようなリアル・イベントの開催が困難となり、セミナーやコンサートなど動画ライブ配信の需要が世界的に高まっている。スマートフォンやパソコン、配信用のアプリさえあれば、誰でも簡単にライブ配信を実現できる時代になったものの、より高い安定性や演出性を求めて、プロの専門業者にサポートを依頼するケースが急増している。また、プロの現場においても、作業時間の短縮化や映像・音響機材のスリム化が必要となり、従来の映像プロダクションの方法とは異なるソリューションを求められている。
ローランドは、2015年に小型ビデオ・スイッチャー「V-1HD」を発売。シンプルな操作性とコンパクトなサイズ感で業務用途のみならず個人のお客様にも高く評価されてきたが、今回発売する「V-1HD+」は、その「V-1HD」の上位となるプロ仕様のモデル。A4半分のサイズでどこでも持ち運べるコンパクトさ、HDMI 4入力/2出力により、ビデオカメラ、パソコン、スマホ、タブレットなど複数の映像を簡単に切り替え/合成できる基本性能はそのままに、今回新たにDSK(ダウン・ストリーム・キーヤー)の機能を備え、テロップや画像の合成ができるようになった。
また、本格的なマイク入力(XLR)の搭載により、アナウンス収録用のマイクをそのまま高音質で接続可能。既存ユーザーへのヒアリングをもとにスイッチ類のレイアウトを改良して、オーディオの調整や、DSKのON/OFFなど頻繁に使用する機能へのダイレクトな操作感を実現した。
「V-1HD+」の設定は本体のみで完結するので、設定用に別途パソコンを使うことなく、準備に要する時間も短縮できる。さらには、新製品USBビデオ・キャプチャー「UVC-01」を使うと、「V-1HD+」の映像をパソコンへ簡単に入力でき、ライブ配信までシンプルに完結。映像と音声をコンパクトにまとめて、高画質・高音質のライブ配信や映像演出を行える「V-1HD+」は、ニューノーマル時代に対応したライブイベント、会議、教育現場などを強力にサポートする。