エルヴィス・コステロ、ニューアルバム「ヘイ・クロックフェイス」より先行トラック「ニュースペーパー・ペイン」をMVとともに解禁

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© Lens O’Toole

エルヴィス・コステロが、10月30日に世界リリースを控えたニュー・アルバム「ヘイ・クロックフェイス」から5曲目の先行トラック「ニュースペーパー・ペイン」を解禁した。

これまで解禁されたトラックがヘルシンキとパリで録音されていたのに対し、「ニュースペーパー・ペイン」は作曲家であり編曲家でもあるマイケル・レオンハートがギタリストのビル・フリゼールと共にニューヨークで作曲・プロデュースしたもので、コステロが西方の隠れ家から奇跡的な通信手段を使って歌を付け加えて完成させたものとなっている。

トランペット奏者でもあるマイケル・レオンハートは、フリゼールのギターとニューヨークのリズム・セクションの演奏を織り交ぜながら、素晴らしいホーン・アレンジでコステロのヴォーカルを締めくくった。

「ニュースペーパー・ペイン」の冒頭は、新聞紙に印刷された、達成不可能な人生の約束を見つめている女性の描写から始まる。歌詞は時間と場所を行ったり来たりして、分断された一連の誓いを考え、宣言で最高潮に達する。

今 僕がいるところに君が達した時 感覚は異なるのかもしれない

崖はものすごい角度で 海へと落ちる

—「ニュースペーパー・ペイン」より

この曲はロサンゼルスのウッドランド・ヒルズにあるビッグトップ・スタジオで、コステロの共同プロデューサーでアルバム「ヘイ・クロックフェイス」とグラミー賞を受賞したジ・インポスターズ名義の前作「ルック・ナウ」の共同プロデューサーであるセバスチャン・クリスがミックスを担当した。また、イーモン・シンガーとアーロ・マクファーローのコラボレーションによるミュージックビデオも解禁となった。

「ニュースペーパー・ペイン」は、「ヘイ・クロックフェイス」に収録されているマイケル・レオンハートとの2つのコラボレーションのうちの1つで、9月25日にリリースされたマイケル・レオンハート・オーケストラの"Shut Him Down "に続き、コステロとラッパーJSWISSのヴァースをフィーチャーしたものとなっている。"Shut Him Down”は「ヘイ・クロックフェイス」には収録されていないが、M.L.O.が今後サニーサイド・レコーズからリリースするアルバムに収録される予定とのこと。