松本隆 50周年風街古都 コトノハ、無観客配信ライブを開催

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Photo by anju

11月2日に京都・コンサートホールアンサンブルホールムラタにて、「松本隆 50周年風街古都 コトノハ」と題し、無観客配信ライブが行われた。

このイベントは松本隆デビュー50周年を記念し、アマチュア時代から現在まで縁の深い「京都」で、彼の作詞した数々のヒット曲の中から楽曲を厳選し、個性あふれるアーティストに奏でていただくもの。松本隆との思い出、音楽を聴き影響を受けたエピソードをそれぞれのミュージシャンが語りながらの貴重なライブになった。

儚いウクレレと独創的な歌唱で歌うノラオンナの「卒業」と「スニーカーぶる~す」。矢沢永吉の名曲「安物の時計」を切なく奏でる山田兎、松本隆が「僕を一番泣かせる女性」と絶賛する美声を披露する城嶺明子の「君に胸キュン」。

後半、花*花が甘く弾き語る「瑠璃色の地球」には誰もが感動し、ラストの曽我部恵一がはっぴいえんど、南佳孝、吉田拓郎のルーツを語りながら切なくも懐かしいアコギをオマージュいっぱいに奏でた。

感極まったところで、松本隆へのスーパーサプライズとしてフォークの神様、岡林信康が登場。実に30年ぶりの再会に、胸がいっぱいになる松本隆の前で、名曲「26ばんめの秋」誕生秘話をこのライブだけで語り、演奏へと移る。

フィナーレは松本隆が20歳のころ作詞した「風をあつめて」。全アーティストで歌うハーモニーはこの瞬間だけの唯一無二なものになった。

なお、期間限定のアーカイブ配信を実施中。