聖飢魔II、「悪魔物品販売の不自由展〜緊急特別給付ヴィデオ黒ミサ〜」を愛知県限定開催
現在史上最大級のゼウスの妨害であるコロナ禍にあり、多くのアーティストが全国ツアーなどの中止を余儀なくされるなか、聖飢魔IIはあえて全国ツアーの実現に挑み、7月よりツアースタッフと構成員の定期的なPCR検査を行っている(悪魔はコロナにはかからないが、仮の姿の人間の肉体が感染する事を防ぐためである)。
最新映像のヴィデオ黒ミサ(ヴィデオコンサートの様なもの)と構成員による生トークという形式で、通常の黒ミサ同様のサウンドシステムを用いて毎会場で音源データをエンジニアがミックス。迫力のサウンドと映像に合わせて、照明をも仕込み聖飢魔IIの黒ミサの醍醐味を余す事なく再現。
まさに目の前で黒ミサが繰り広げられているかの様な、新たなエンターテインメントは各会場昼夜2公演で、コロナ禍にあってもソールドアウトの会場も多く、全国の信者や音楽ファンを楽しませている。
今回の全国ミサツアーのもう一つの楽しみとして、会場ロビーで構成員の戦闘服(衣装の様なもの)やパネルの展示、35周年記念のツアー物品の購入ができるのが大きなポイント。
中でもインターネットやテレビなどで話題となった聖飢魔IIの顔模様入り「悪魔のフェイスシールド」や「悪魔のマスク」などの悪魔物品の購入がツアーの楽しみには欠かせない。しかし全国15会場の中で唯一物品販売を認めない会場が。新たなゼウスの妨害を受けてしまった。
愛知・愛知県芸術劇場大ホールの公演はCD・DVD以外の物品販売が禁止となっている。通常コンサートなどはチケット収入に加え、会場内でのアーティストグッズの販売収益が経費を補う重要な要素である。特にコロナ禍で定員の半分の集客を余儀なくされ、更に感染症対策費用もかかる。様々な工夫で公演にこぎつけているのだが、愛知会場での物品販売の禁止は聖飢魔IIにも信者やファンにも大きなダメージとなる。
そしてこの思わぬゼウスの妨害に抗うべく「聖飢魔II 悪魔物品販売の不自由展〜緊急特別給付ヴィデオ黒ミサ〜」の開催が急遽発表された。
これは愛知公演のみ禁止された事態を鑑み、改めて11月22日に愛知・Zeep Nagoyaの協力を得て、ロビーを無料で開放し、悪魔物品販売や展示会を楽しんで貰うという試み。更に魔暦元(1999)年12月29日〜31日に行われた聖飢魔IIの本解散黒ミサ「FINAL BLACK MASS 3NIGHTS」の模様が同会場で上映(有料)される。
11月19日の愛知県芸術劇場大ホールでの「ヴィデオ黒ミサ&生トークツアー『特別給付悪魔』」のみならず、愛知県限定の「聖飢魔II 悪魔物品販売の不自由展〜緊急特別給付ヴィデオ黒ミサ〜」も信者やファンにとってはダブルで楽しめる催しとなりそうだ。