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LINDBERG 渡瀬マキ、阪神タイガース 藤川投手引退セレモニーにサプライズで登場

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阪神タイガース 藤川投手引退セレモニーにサプライズ登場した渡瀬マキ

11月10日、阪神甲子園球場にて阪神タイガース藤川球児投手の現役引退のセレモニーが行われた。

その日18:00より読売ジャイアンツとの対戦が行われ、4-0とジャイアンツリードで迎えた9回表、「ピッチャー藤川球児」のアナウンスが告げられると、最後となるLINDBERGの「every little thing every precious thing」が流れ、藤川球児投手が登場した。

甲子園が一体となった大合唱に送られマウンドに立った藤川投手は、その大歓声に応えるよう一球一球に魂を込めた「火の玉ストレート」でバッターを打ち取り、現役最後のピッチングを終えマウンドを降りた。鳴り止まない歓声と、「ありがとう!球児!」という別れを惜しむファンからの声援が球場をつつむ中、1999年の阪神タイガースへの入団以来数々の伝説を築いてきた男が縦縞のユニフォームに別れを告げた。

試合後の引退セレモニーでは、LINDBERGが歌う「every little thing every precious thing」が流れ、藤川球児投手が再びマウンドに登場。現役生活における自身の苦難や体の故障を乗り越えたことや、諦めずに結果を残すことができたこれまでの野球人生への感謝の気持ちをファンをはじめ関係者、家族に向けてスピーチ。

最後の花束贈呈には、どんな時もマウンドに送り出してきた「every little thing every precious thing」を歌うLINDBERGのボーカル渡瀬マキがサプライズにて登場した。

渡瀬は、「私たちの楽曲を登場曲に使って頂きいつも藤川投手の近くにこの曲がいたことに感謝の気持ちでいっぱいです。藤川投手のように、私たちもバンドとして元気や勇気を与えていけたら思います」と藤川投手への感謝を述べた。

試合後の会見で藤川投手はLINDBERGの楽曲に関して「野球選手として、うまくいっていないというときに、妻が『これどう?』という風にいってくれたところからスタートしたんですけど、自分が活躍していくうちにその歌がファンの方たちにどんどん浸透して、いつのまにか甲子園球場全体を包むような、そういう歌になった。ファンのみなさんと一緒に、渡瀬さんの力を借りて、そして自分の家族の支えと共に全国のタイガースファンと野球ファンの方々に、夢とか希望とかを感じてもらおうと思ってやってきやってきたんですけど、いつの間にか最後はファンの方であったり、世の中の方々から力をもらいながらマウンドに立って。いろいろなことを達成したり、一つにするっていうのは時間がかかる。一つずつ前向きにやっていけば10年かかるのか、20年かかるのかわからないけど、必ずいい方向に進む。それをスポーツでタイガースファン、全国のファンに少しだけ、こういう生き方があるんだなと、その日暮らしじゃないんだなというところを、分かっていただけた。世の中の人も頑張れるんじゃないかなと、自分のなかでは今日頑張りました」とコメントした。

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