坂本龍一、コンプリートアートボックス「2020S」の制作過程を追う連載 BEHIND THE SCENEを更新
坂本龍一の2020年に発表した楽曲をアナログレコードにまとめたコンプリートアートボックス「2020S」の制作過程を追う連載、BEHIND THE SCENEが更新された。
今回更新されたBEHIND THE SCENEはVOL.3“記憶の旅”の前半記事で、コンプリートアートボックスに収録される新曲制作に使われる陶器のお皿の絵付けの様子をレポートしている。坂本龍一が絵付けを楽しんでいる様子の動画も掲載されている。
坂本龍一は、「async」を出した後に「次のアルバムは陶器を割る音にする」と発言していた。「2020S」で遂に、日本の窯で素焼きされたお皿がニューヨークに飛び、ニューヨークで坂本龍一が絵付けをして、再び日本で本焼きされてニューヨークに飛び、ニューヨークで坂本龍一が割った音を録音して新曲を制作するという形で実現された。
記事内では、庭先で静かに佇むピアノの前にテーブルをセッティングし、呉須に筆、素焼きのお皿を並べている。陶器への絵付けは今回が初めてだというが、“意外”にも上手くいったそうだ。
12月11日には、VOL.3“記憶の旅”の後半として本焼き後のお皿を割って録音する様子が更新される。
また、12月12日にはRhizomatiksの演出で行われる、坂本龍一の2020年最後のピアノコンサート「Ryuichi Sakamoto:Playing the Piano 12122020」が控えている。坂本龍一の所属するレーベルcommmonsは、このライブに向けて坂本龍一のピアノ曲をまとめた予習プレイリストを公開。プレイリストは、Apple MusicとSpotify、AWAで視聴できる。