加藤ミリヤ、15周年イヤー集大成の武道館を無事開催 豪華ゲスト集結&30曲のメドレーで総ざらい
加藤ミリヤがデビュー15周年イヤーの集大成となる「加藤ミリヤ 15th Anniversary MILIYAH BUDOKAN 2020」を約10年ぶりの舞台となる東京・日本武道館にて開催した。
この公演は、各自治体および公演会場ならびにコンサートプロモーターズ協会の新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドラインに則った対策を実施し、ライブ会場空間全体の事前除菌をはじめ、来場時にゲートによる全身除菌・足元消毒、各フロア出入口やトイレ等での手指除菌を徹底して、入念に感染対策に力をそそいだ上で開催されたもの。当日は来場を不安に感じる観客へのケアも含め、生配信でもライブが届けられた。
久々のオフラインライブに待ちきれんばかりの熱気に包まれる会場に、加藤ミリヤが遂に登場すると、初っ端からヒット曲「SAYONARAベイベー」を披露。2009年「”Ring” tour 2009」で初めて日本武道館に立った衣装のオマージュで登場し、ビジューの煌めくマスクをつけたダンサーを引き連れ、息の揃ったダンスで客席を圧倒する。さらにそのまま女子高生のカリスマと呼ばれていた頃の名曲「恋シテル」へと続く。
MCでは「武道館ようこそ!今日はこんななか、集まってくださった皆さん!生配信で観てくれている皆さん!ありがとうございます!」と会場と画面の前に集まったファンに感謝を述べた。「今日は、私の15周年イヤーの締めくくりの日となります。去年のこの日に1年後にライブをするってアナウンスして、それから1年の間にいろんなことがあって、まずは開催させていただいたことに感謝します!今日は15周年イヤーの感謝を込めて、そして愛をこめてやらせていただきますので最後まで楽しんでください!」と会場を盛り上げると2007年リリースの「このままずっと朝まで」を披露。続けて「RAINBOW」「UNIQUE」「FASHION」「LIBERTY」とメドレーで加藤ミリヤを象徴する楽曲を立て続けに歌い上げていく。さらに、BUDDHA BRANDの「人間発電所」をサンプリングし、当時鮮烈なデビュー曲となった「夜空」を披露!続けて、SIMON,COMA-CHI,TARO SOULがステージ上に登場するとクラブシーンでも話題となった「FUTURECHECKA」を4人で迫力満載にパフォーマンスする。
「WHY」ではギターを持ち、スクールガールライクなキュートな衣装に着替えた加藤ミリヤが登場。10月に発売された初のトリビュートアルバム「INSPIRE」でLiSAがカバーしたこの楽曲を、ギターを弾きながらパワフルに弾き語る。暗転すると、ステージに中島美嘉が。
「ミリヤ15周年おめでとう〜!」と登場すると歓声が起き、2014年に実現した歌姫ふたりのコラボレーションシングル「Fighter」を披露し観客を沸かせる。続いては、トリビュートアルバムで、アイナ・ジ・エンドがカバーし話題となっていた「20-CRY-」を加藤ミリヤがしっとりと切なく歌い聴かせる。さらには、ミリヤの人気曲「19 Memories」を披露し、長く応援しているファンにはエモーショナルな懐かしい楽曲に会場は酔いしれる。「いまから約10年前、20歳のときに初めて武道館でライブをやらせてもらってから、久しぶりの武道館になります。今回は考えて考えて、センターステージにしました。結果、みんなと距離が近くて、顔も見えてるよ」とはにかみながら観客に語りかける。「こういう時だからこそ、今まで当たり前にやっていたライブがどれだけ尊いものだったのか感じますね。今まで配信はやらせてもらったのですが、今日はみんなの姿や体温を感じながらできることが幸せです。物事は流れて変わっていくと思うのでまたみんなとライブできるまで、今日は今日の楽しみ方で楽しんでください!」とファンに呼びかける。
続く「LALALA feat.若旦那(湘南乃風)」では、新羅慎二が登場。久々のコラボレーションに客席も大いに盛り上がる。続いて、昨年発表されたファンが選ぶベスト配信盤で上位の人気を得た「People」を筆頭に「UGLY」「X.O.X.O.」を畳みかけるように披露。そして今年、コロナ自粛中に毎日Instagramに弾き語りを投稿していた延長線上にファンとSNS上でコミュニケーションをとって作った新曲「COLORS」をここで披露。歌詞が事前にSNSで公開され期待が高まっていた楽曲に、涙腺が緩んでいるファンも。続いて、女子高生達のアンセムとなっていた「ディアー ロンリーガール〜新約ディアーロンリーガール」を披露し、加藤ミリヤの長年のファンへの愛情深さに心が温かくなる。
さらに花柄のワンピースに身を包んだ加藤ミリヤが登場し、幸せな「Love is…」、切なすぎる「Last Love」を情緒深く歌い、最新のカバーアルバム「COVERS -WOMAN & MAN-」でもみせた歌い手としての表現力もみせつけ、世界に引き込む。そしてこのふたりの登場でガラッと世界が変わり、「I’ll be there with you feat. AI & 青山テルマ」ではAI,青山テルマが登場!AIが涙ぐむ場面で3人で抱き合う姿も見せ、ハッピーな友情を届けてくれた。さらにトリビュートでもAIがカバーを披露した「勇者たち」をミリヤが歌いあげる。
「こうやって歌えてるということが特別なことで、今も歌えることが有難く思っています。自分の人生の半分“加藤ミリヤ”として生きさせてもらって本当に感謝しています」とファンに感謝を伝え、「これまで愛を歌ってきましたが、自分自身を愛すること、誇りに思うことを歌に込めて歌っていくことが私の存在意義。生きていれば苦しいことや辛いことがいっぱいあるけど、自分の人生だから自分らしく、自分の幸せをつかんでもらえるような歌をこれからも歌っていきたいと思います。これからも応援どうぞよろしくお願い致します」と深々と客席に頭を下げた。そして最後に、昨年リリースされたファンに向けて綴った楽曲「ほんとの僕を知って」をエモーショナルに歌唱する。
アンコールでは、遂に清水翔太が登場すると、割れんばかりの歓声が日本武道館に響く。今年、瑛人×yamaでもカバーされた名曲「Love Forever」の本家“ミリショー”として会場を盛り上げた。ミリヤの「もうちょっと聴きたいよね?」という観客の声援に応え、ふたりのコーラス存分に発揮する曲「Sakura Melody」にのせてユニゾンで歌いあげる。清水翔太を送り出すと、シンプルなピアノアレンジから始まる「Aitai」を披露。ほぼピアノと歌一本でアレンジされた楽曲を歌いあげていく。最後に再びダンサーを呼び込み、アッパーな「HEART BEAT」、疾走感溢れる「I miss you」を披露し、30曲という盛りだくさんとなった内容の15周年イヤーライブは大盛況のうちに幕を閉じた。
最後に全出演者を呼び込み、改めて15周年を迎えたことへの感謝と、「これからも愛し愛され生きてください!」というミリヤの愛が詰まった言葉が放たれ、あたたかな空気に日本武道館が包まれた。
このライブの模様は、12月6日23:59までアーカイブで視聴可能なので、アーカイブで加藤ミリヤと豪華ゲストが織りなす愛溢れるパフォーマンスに包まれてほしい。
また、この期間に合わせてSony Music Shop日本武道館ライブ記念の期間限定CD購入カートをオープン中。ライブ写真を使った2021年カレンダーが特典としてプレゼントされ、なくなり次第終了となる。
初のカバーアルバム「COVERS -WOMAN & MAN-」もアーティストへのリスペクトが伝わり、加藤ミリヤの歌心が真摯に伝わる作品となっているので、今後の15周年を越えた加藤ミリヤのさらなる進化に期待しよう。
セットリスト
01.SAYONARAベイベー
02.恋シテル
03.このままずっと朝まで
04.RAINBOW
05.UNIQUE
06.FASHION
07.LIBERTY
08.夜空
09.FUTURECHECKA /【Guest】SIMON,COMA-CHI,TARO SOUL
10.WHY
11.Fighter /【Guest】中島美嘉
12.20-CRY-
13.19 Memories
14.LALALA feat.若旦那(湘南乃風)【Guest】新羅慎二
15.People
16.UGLY
17.X.O.X.O.
18.COLORS(新曲)
19.(20.)ディアー ロンリーガール〜新約ディアーロンリーガール
21.Love is…
22.Last Love
23.I’ll be there with you /【Guest】AI,青山テルマ
24.勇者たち
25.ほんとの僕を知って
ENCORE
E1.Love Forever/【Guest】清水翔太
E2.Sakura Melody /【Guest】清水翔太
E3.Aitai
E4.HEART BEAT
E5.I miss you