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やなぎなぎ、1年ぶりのライブで初披露曲も多数「color palette 〜2020 Pink〜」で新アルバム「エメラロタイプ」ツアーを告知

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ワンマンライブ「color palette 〜2020 Pink〜」

シンガーソングライターのやなぎなぎが12月5日、東京・日テレらんらんホールにてワンマンライブ「color palette 〜2020 Pink〜」を開催した。これは毎回“色”をテーマに彼女の楽曲やカバー曲を展開していくコンセプチュアルライブで、今回のテーマは「ピンク」。当初は4月開催の予定だったが、新型コロナウィルス感染拡大により三度延期となり、ライブ開催自体も一年ぶりという、彼女とファンにとってまさに待望の機会となった。

開演しバンドメンバーが入場してくる時点から温かい拍手が贈られ、少し間を置いてやなぎが登場するとさらに大きな拍手がホールに響き渡り、総立ちに。ライブの始まりを告げるアップテンポな曲は、当初公演が行われるはずだった春を思い起こさせる楽曲。やなぎはリズムに乗ってステージを左右に歩き、この日訪れたファンの顔を一人でも多く確かめ、客席もそれに応えるかのように大きく手を振り、サイリュームの残像を空間に留めようとする。最初のMCでは「ここに来るまで、さまざなま形で気を遣い協力してくださったと思います」と、同じ空間を共有することの貴重さを噛み締めて感謝を述べ、カバー曲のゾーンへ。テーマの「ピンク」にちなんだ楽曲を披露した。

ライブ後半では7月15日にリリースした「芽ぐみの雨」を一音一音を大切に歌う。歌い終えた直後には、観客の前でこの曲を初披露したことにひとつの達成を覚えたかのような表情に。続いて12月9日に発売される5thアルバム「エメラロタイプ」からの新曲も初披露し、力強くメリハリの聴いた歌を聴かせた。本編最後では伸びやかに2階席を見上げ、はつらつと歌い上げステージ上から熱く届ける。アンコールのMCでは2021年2月には「エメラロタイプ」に伴うライブツアー(10日・名古屋、11日・大阪、23日・東京)も開催する予定と発表された。ライブが一期一会であることを客席からも痛感させられた今回の公演。より多くの新曲の披露が期待される次のライブツアーの無事の開催を願ってやまない。

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