BAND-MAID 初のフルセットオンラインお給仕を全世界66か国が視聴、新曲「After Life」も初披露
BAND-MAIDが、12月13日に初となるフルセットオンラインお給仕(ライブ)を行った。
2020年は予定されていたZEPPツアーや米国ツアーなどがコロナ禍により中止となり、2回のONLINE OKYU-JI(ライブ)を開催してきたBAND-MAID。
過去2公演とも、全世界での視聴国数が50か国以上となり、全世界的に期待値の高まる中、満を持してのフル尺で開催された本公演は、たっぷり2時間のお給仕となった。
色とりどりの照明が交錯するなか、颯爽とステージに現れたBAND-MAID。KANAMI(Gt.)のギターから始まる「Dilemma」でこの日のライブは幕を開けた。「さあみんな、楽しんで行こうかー!画面の前で、声出せー!」というSAIKI(Vo.)の第一声のあとは、続けて「Don’t you tell ME」へ。怒涛のロックナンバーで、画面の前のオーディエンスを煽り続ける。
冒頭から攻め続けたセットリストの中、一変してステージは暗転。儚げなイントロが印象的な「start over」の演奏が始まると、曲に合わせて、ロマンティックな映像が背後に映し出される。BAND-MAIDからの少し早めのクリスマス・プレゼントだ。「Daydreaming」ではSAIKIが力強くしっとりと歌い始めると、小鳩ミク(Gt.&Vo.)の歌も優しく絡み、ツインボーカルで伸びやかに歌い上げる。SAIKIと小鳩ミクが互いの個性と歌声を引き立て合う、ボーカルの幅広さもBAND-MAIDの魅力のひとつだ。
続くインスト楽曲「Don’t be long」では、縦横無尽なMISA(Ba.)のベース、AKANE(Dr.)のタイトなドラムに、KANAMIのメロディアスなソロ・ギターで骨太な演奏を見せつける。圧巻の演奏後は、お給仕恒例、小鳩ミクによる“おまじないタイム”で画面の前のオーディエンスとコール&レスポンスを繰り広げたり、海外のオーディエンスへ向け英語で呼びかけたりと、ファンとの交流もかかさない。激しい演奏と親しみやすいキャラクターのギャップもまた、ファンの心を掴んで離さないのだろう。
この公演では12月2日に発売されたばかりのシングル「Different」を初披露することは事前に発表済みであったが、この日、2021年1月20日発売のニューアルバム「Unseen World」からも新曲「After Life」を急遽初披露。立て続けに繰り出される新曲と迫力の演奏に、生配信を観ているファンからのコメントも最高潮に。2020年はコロナ禍により思うように活動ができなかった鬱憤を晴らすかのような怒涛のライブで、世界中から愛されるBAND-MAIDの魅力がふんだんにつまった2時間だった。
オフィシャルサイトの発表によれば、全世界66か国で視聴があったとのことで、全世界的にBAND-MAIDの人気が広がっていることを裏付ける公演となった。
来年2021年2月11日には単独での日本武道館公演開催が決定しており、12月19日に一般発売が開始となる。なお、本公演で初披露された新曲「After Life」は、12月14日より各種DL・サブスクリプションサービスで先行配信を開始。ニューアルバム「Unseen World」のプレオーダー・プレアドも同時に開始となっている。