大黒摩季、コロナ禍でスタートさせた全国ツアー「PHOENIX」完走 ファイナル公演をパシフィコ横浜で開催
10月7日の埼玉・越谷サンシティホールから始まった大黒摩季の全国ツアー「MAKI OHGURO 2020 PHOENIX TOUR 〜 待たせた分だけ100倍返しーっっ!!!🔥〜」のファイナル公演が、12月18日、横浜みなとみらいにある神奈川・パシフィコ横浜 国立大ホールにて開催され、ツアーを無事に完走した。
今回のツアーは、今年に入って新型コロナウィルスの感染拡大の影響を受け、予定していた4〜12月の全国公演のうち4〜6月の公演を延期、結果的に中止とし、後半戦として残していた14本の公演を、新型コロナウィルスの感染拡大が落ち着いた10月から始めたもの。
途中、11月に予定していた札幌、旭川の公演は、公演前日になって行政から北海道・札幌への往来の・道内の往来自粛が要請され、止むなく急遽の延期を決定することなったものの、結果的には、予定していた14公演のうち北海道以外の12公演については、東北から九州まで回るまさに全国ツアーとなった。
コロナ禍で、各アーティストが次々と年内のツアーやイベントを中止とする中、大黒摩季が全国回り切ったのは、開催会場ではもちろんのこと、メンバーやスタッフの日頃の健康管理など、政府からの感染対策ガイドラインに加え、感染症・医療の専門家監修のもと膨大なページ数の感染防止対策マニュアルを作成し、大黒自身をはじめバンドメンバー・スタッフなど全関係者が理解の上、さらには独自の対策チームを結成しツアーに同行させ、観客に対しても万全の対策を施して臨んだことが大きい。
こうした、演る側だけでなく観る側の安全と安心を徹底した上で、堂々と開催していくという姿勢は、今後のエンターテインメントのイベントのあり方の参考になるかもしれない。
「誰もが様子を見ながら周りの反応をうかがいながら、動き出すタイミングを計っているままではエンターテイメント業界自体が死んでしまう。守るものがある人は動き出せないのは当たり前だから、誰かがやらなきゃいけないなら、失うものがもう何も無い私がいくべきなんだと思う。危険やリスクを超えるには、直情の愛しかないでしょう?」そう言って、反対する周りを説得して歩いた大黒摩季。この厳重な感染防止対策も母の介護施設へ通う中、重篤化に一番近い人たちを守るという観点から様々な発案がされ、誰もが怯える未開の地をひたすら一歩ずつ踏みしめて新たな道を作って行った。そして、「コロナ禍での自粛自粛で委縮してしまった人々の心を解放したい!笑顔と楽しむ力、願う力、望む力が明日を切り開き身体を動かし免疫力となるから、愛とエネルギーを届けに行かなきゃいけない!」という大黒摩季の思いで始まったライブは、寿命を悟ると火の中に突っ込み一度死ぬが、永遠の不死鳥・火の鳥となって生まれ変わる“PHOENIX”をモチーフに、自らが火の鳥となって全戸高を回り、その大きな羽で傷ついた心を抱擁し、負の感情を熱いROCKで焼き払うというコンセプトで作られた。
オープニング映像から始まり幕が開けると、そこには過去の“PHOENIX”の象徴として真っ赤な花魁姿の大黒摩季が現れる。そして、ヒット曲の数々を歌唱しながら、人間に生まれ変わったナイーブで純真なNatural世界、サイバーにHyper無敵に生まれ変わったメタリックな未来の“PHOENIX”、情熱を身にまとい目くるめく恋に艶めき切なく熱く踊るラテン世界、全てを削ぎ落し純白のミューズとなり全てを抱擁する幻想世界。一大絵巻物語のように何度も生まれ変わる“PHOENIX”がリアルなステージで見事に表現された。
大黒が「世界観を変えるために舞台セットを増やせばスタッフの人数も増えてしまう。ならば自分の衣装で世界を変えてゆけばいい」と言うように衣装を刻々と変えての15変化(後半戦は16変化)は圧巻。途中、3月から始めてこの12月まで10ヶ月連続配信して来た新曲も交えながら、ラストの「熱くなれ」まで全20曲、各MCでの換気を含め2時間を超えるライブを歌いきった。
この日は、恋愛リアリティーショー「バチェロレッテジャパン」で人気急上昇中の當間ローズ、ALWAYSなどヒットメーカーでもあり大黒の弟分である光永亮太、大黒のものまねを得意とする荒牧陽子や翔子ら、12月23日にリリースとなるニューアルバム「PHOENIX」に参加している多彩なゲスト・アーティストが出演し、ファイナルにふさわしいゴージャスな演出となった。
この後、大黒摩季は明後日に迫ったニューアルバムのリリースを迎え、年末には中止としたファンクラブ・イベントの代わりに12月23日、24日、29日の3日間、トークやセッションライブを交えた無観客生配信を行う。そして、1月9日、10日は、八ヶ岳高原音楽堂において「大黒摩季 八ヶ岳スペシャル2021」に出演、2021年をスタートさせる。さらには、昨年末のバースデーに掲げた「50th = 50try」の一つでもある「女優に挑戦!」ということで、3月から地球ゴージャス初となるブロードウェイ・ミュージカル「The PROM」に出演、年明けにはこの稽古も始まるという。
世界がwithコロナとして共存の道を歩み出したその日から大黒摩季は、「ウィルスと人間はいつだって追いかけっこをしながら存在するのだから、うまく付き合っていくしかない。世界の化学者・研究者・製薬会社の方々の進化を、人間の底力を私は信じてる。それを応援しながら、音楽やエンターテイメントで心を開放し免疫力をあげて、心も身体も健全で感染しないことが医療や介護の現場を守る一番の方法だから、私は止まらない。」と、このコロナ禍であっても感染防止に最大の注意を払いながら、自らが “ PHOENIX ”となり全身全霊で愛とエネルギーを運ぶべく逆境と戦い続ける何ともHyperな50歳!ここにきて一層輝きを増しながら世の中にエンターテインメントを提供し続ける大黒摩季に2021年も注目だ。
大黒摩季コメント
まず何よりも、
このツアーに深くご協力を頂きました、堀先生、感染防止対策チームのCICの皆さん、
感謝という言葉では伝えきれない、絶大なる信頼と心血を注いで下さったご尽力の全ては、
私の人生に於いて初めての底知れぬ感動と密度の濃い強い絆となり、深謝と敬信の極みです。
本当にほんとうにありがとうございました。
そして、このチームのレクチャーのもと、多大なるご足労をかけることになりながら、ご理解と賛同のもとにこの感染防止対策を共に行って頂きました、全国のイベンターの皆様、アルバイトの皆さんを含め各セクションで支えて頂きました皆様、協賛して下さった全ての皆様に心より感謝申し上げます。
そして、もし不安で怖かったらついてこなくていいからね、家族や守るものがあれば当たり前だから正直に言ってね、と伝えたのにも関わらず、大黒組(バンドメンバー・スタッフ)全員が、
一人たりとも欠けることなく大黒摩季についてきてくれたあの日の感動と、走り抜きすべてを撤収し終わった時の皆への誇らしさは、一生忘れません。皆は、大黒摩季の細胞。大黒摩季そのものです。本当は脆くて強くもない私を大黒摩季に、そして“ PHOENIX ”にしてくれて、本当にありがとう。誰が欠けても走り抜けることはできなかったと思います。皆が、大黒組が私のプライドです。
これからも皆を守れる“ PHOENIX ”になれるように、抜け殻のようになったこの心と体をゆっくり満たして、進化させて行こうと思います。全員が、私のヒーロー&ヒロイン、宝物です☆彡
そして、どんな時も変わらぬ愛で大黒摩季を支えてくれるオフィシャルファンクラブM’DRIVEの
皆さん。コロナ禍で、客席全体が溜息や、むしろ息さえ止めての静かなオープニング。ステージの私達でさえ、怯えてしまうような一種異様な空気を皆さんが先導し、客席の氷河を溶かしてくれたこと、心から感謝しています。大黒組同様に、皆さんも大黒摩季の細胞であり、私を大黒摩季にしてくれる大切な存在です。本当にほんとうにありがとうございました!
そして、全国のファンの皆様。LIVEに来るだけでも相当な勇気が必要な中、よく来て下さいました。私達、演者側は皆さんの喜ぶ拍手の音、笑顔、高揚する動き、その全てがエネルギー源であり、
このキャッチボールをしながらそれぞれが転生してゆきます。愛とエネルギーを届けに行きながらいつも皆さんからも吸収してしまいます。だけど、今回ばかりは頂いたエネルギーを100倍返しで“ PHOENIX ”エナジーとして、放ちまくりました。どうか、受け取られたこのエネルギーを
来ることができなかった方、周りの心を縮めておられる方に振りまいて下さいね。
そして、LIVEに来たくても来られず、SNSやメールなどで私達へのエールを送り続けて下さったファンの皆様。その言葉は届いています。だから私は必ず、医療従事者・介護従事者・他人と接し、決して感染リスクのある場所に触れられない皆様も来てもらえるような、感染防止対策と共に新たな試みをできる限りやっていくつもりです。そしてLIVE自体に来れなくても愛やエネルギーを音楽と共に届けるつもりです。もう少し待っていて下さいね!応援本当にありがとうございました!
皆さんが私を必要としてくれ、私の音楽を愛してくれるから大黒摩季が存在できます。心からの感謝と敬愛を込めて I’m your PHOENIX これからも一緒に歩いてゆきましょうね。
このツアーを完走できたことでやっと、私達が構築した新たなガイドラインが正解だったという証明となりました。日本の音楽業界・エンターテイメント業界の皆様方、そして同じアーティストやミュージシャンの皆様。生半可に知ると恐怖や不安を生みますが、学び取れば必ず自由が生まれます。それを今回、共に闘った堀先生との日々で私は実感・体感しました。私たちのこのツアーでの死闘が、日本の音楽シーンが動き出すきっかけになって頂けたら本望です。それが、大黒摩季を長年生かしてくださった音楽・エンターテイメント業界への恩返しだと信じて走り抜きました。
私は、アーティストである前に馬鹿がつくほどの音楽ファンです。だから自分のことはさておき、歴史上にもあるペストの後の絶大なるルネッサンスがこの日本でも動き出すことを、
まだ周りの力を持てない若いアーティスト達がのびのびと、ライブハウスから羽ばたきカラフルな音楽シーンが生まれて行く事を切に願って。また、私も邁進します☆彡
2020年、なぜだか人生最高稼働だった大黒摩季を守り立て愛し、支えて下さったすべての
皆様に胸一杯の愛と感謝を込めてー。
今年も本当にありがとうございました!!2021年も皆さまに “わくわく” “ドキドキ” ,
“楽しいサプライズ♪”、濃すぎる愛とエナジーを(笑)じゃんじゃん届けて行きますので、どうぞよろしくお願い致します1
〜 Merry Christmas & Happy New Year☆彡 〜
悪夢みたいな2020年、日本全国皆みんな本当によく頑張りました!!!自分を褒めまくって
終わりましょう!!!せーのっ!お疲れチャ〜〜ン1♪☆彡
2020.12.21 大黒摩季
MAKI OHGURO 2020 PHOENIX TOUR 〜 待たせた分だけ100倍返しーっっ!!!🔥〜
1. 10月7日埼玉県・サンシティ越谷市民ホール
2. 10月11日愛知県・名古屋国際会議場センチュリーホール
3. 10月17日宮城県・東京エレクトロンホール宮城
4. 10月18日福島県・とうほう みんなの文化センター(福島県文化センター)
5. 10月24日福岡県・福岡サンパレス
6. 10月25日熊本県・熊本城ホール
7. 10月28日宮崎県・宮崎市民文化ホール
8. 11月1日埼玉県・川口総合文化センター リリア
9. 11月17日北海道・札幌文化芸術劇場 hitaru ➡︎延期
10. 11月19日北海道・旭川市民文化会館 ➡︎延期
11. 11月27日東京・LINE CUBE SHIBUYA
12. 12月9日大阪府・フェスティバルホール
13. 12月11日岡山県・岡山市民会館
14. 12月18日神奈川県・パシフィコ横浜 国立大ホール