冨田勲×初音ミク×宮沢賢治、異色のコラボ交響曲が装い新たにアナログレコードで登場 通常盤&刺しゅうアート豪華盤の2仕様
世界的シンセサイザーアーティスト/作曲家の冨田勲の作曲による、バーチャル・シンガー初音ミクをソリストに迎えた「イーハトーヴ交響曲」初演のライヴが、ヴァイナル=アナログレコードで3月31日にリリースされることが発表となった。
2016年に逝去した冨田勲の畢生の大作にして、初音ミクをソリストに迎えたことでも話題になった2012年初演の「イーハトーヴ交響曲」。クラシックの新作交響曲としては異例の再演を繰り返し、初演をおさめたライヴ盤CDは16000枚を超えるスマッシュヒットとなった作品だ。宮沢賢治の作品世界を総勢約300人におよぶ大オーケストラと合唱団、さらにオーケストラと初めての共演となった初音ミクが三位一体で描き出すシンフォニーが、冨田の没後5年、さらに初演から9年を迎えたこのタイミングで、アナログレコードとして、装い新たに生まれ変わる。
商品は、通常盤、刺しゅうアートジャケット豪華盤の2形態でリリース。両形態ともに2枚組で、LPに「イーハトーヴ交響曲」、EPに初演時にアンコールで演奏された冨田の人気曲「リボンの騎士」が収録される。また、クリプトン社のSONOCAカードも同封され、音源はダウンロードでも聴くことが可能だ。
「刺繍アートジャケット豪華盤」は、大日本印刷(DNP)による、立体感ある「刺しゅうアート」を施した初音ミクが中心に配置された豪華化粧箱でのリリースとなる。
アートワークは今回のアナログ企画用に新規に制作され、屈指の人気を誇るイラストレーターRellaがイラストを描き起こす。
本日公開されたメインのジャケットのイラストとともに、イーハトーヴ交響曲のミク登場楽章、さらに「リボンの騎士」の各曲からインスパイアされたイラスト5種を別途書き起こす予定で、豪華盤には、イラスト5種のレコードサイズの複製画が封入される。
また、今回アナログレコードのカッティングは、日本随一のカッティングエンジニアである武沢茂が担当。レコード盤の音質も万全の最高品質が期待できる。
なお、豪華盤は、390セット限定生産となっており、コロムビアミュージックショップでの発売となる。また、Rellaによるイラスト群、ならびに豪華盤化粧箱の全容は、今後、コロムビアのサイトで随時公開されるとのこと。