『ERIS』第32号3/11発行、巻頭は佐野元春2万字インタビュー デビューから走り続けた40年を語る
フリー(無料)の電子書籍版音楽雑誌『ERIS/エリス』第32号が3月11日に発行される。
巻頭は「佐野元春が語る40年の音楽と軌跡」。1980年にデビューを飾って以来、今なお確かな存在感を放ちつつシーン第一線で活躍を続ける佐野元春。デビュー40周年を祝う2種のベスト・アルバムが編まれた昨年に続き、今年3月13日にはEPICレーベル在籍時のアルバム群を集大成したCD29枚組BOXも発売される。音楽にとどまることなく、ラジオDJ、詩、映像、雑誌編集など、多彩な分野に分け入りながら日本のポップ・カルチャーの可能性を追求し続けてきた彼が、大きな節目に自らの過去、現在、そして未来を語った。聞き手は同紙編集長、萩原健太。ファン必読の2万字インタビューだ。
また、「ジュリエット・グレコ、セーヌ左岸の闇市派」では、昨年9月23日にコート・ダジュールのラマチュエルにある自宅で亡くなった、戦後のフランスを代表する、日本がもっとも愛したシャンソン歌手、ジュリエット・グレコについて、シャンソンに詳しい音楽評論家・翻訳家の蒲田耕二が、デビューから60年代の全盛期の代表アルバムを、さらに映画、初来日などを振り返る。
「ピーター・バラカンの読むラジオ」はダスト・トゥ・ディジタル、埃からデータへというSP音源を中心に幻の音源を良音質のCDなどで復刻し、話題を集めるレーベルを紹介。アメリカのルーツ・ミュージックをはじめ、世界各地の貴重な音源を集めたボックス・セットを発表している。グラミー賞にノミネイトされた2003年の第1回発売「グッバイ・バビロン」から、昨年末発売の「ハリー・スミスB面集」などを詳説する。