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ノラ・ジョーンズ、世界各地の公演からベストテイクをまとめてアルバム化「少しでも臨場感のある音楽を届けたい」

アーティスト

ノラ・ジョーンズ ©Vivian Wang

9回のグラミー賞受賞経験を持つシンガー・ソングライターであり、ピアニストのノラ・ジョーンズが、2002年にデビューをして以来初めてとなるライヴ・アルバム「ティル・ウィー・ミート・アゲイン 〜ベスト・ライヴ・ヒット」を4月16日にリリースすると発表した。それに伴い、本日先行曲「イット・ワズ・ユー」の配信が解禁され、プレ・オーダーが開始となった。

ノラ・ジョーンズは昨年約4年半ぶりのフル・オリジナル・アルバム「ピック・ミー・アップ・オフ・ザ・フロア」をリリースし、2020年度オリコン年間ジャズアルバムランキングで見事一位に輝き、また2020年に最もストリーミング再生されたジャズ・アーティストにも輝いた。しかし、アルバムのリリース後に予定していたというツアーは新型コロナ・ウイルスの影響ですべてがキャンセルに。ファンとの交流を保つためSNSで自宅からライヴ配信を定期的に行っていたが、ライヴを容易に開催することができない時代に彼女のファンに少しでも臨場感のある音楽を届けたいとノラ本人のアイディアで今回のライヴ・アルバムが企画されるに至った。

今回リリースが発表された「ティル・ウィー・ミート・アゲイン 〜ベスト・ライヴ・ヒット」に収録される楽曲は、2017年から2019年の間に開催されたコンサートの中からノラ本人が特に「お気に入り」というもので、アメリカ、フランス、イタリア、ブラジル、アルゼンチンなど、世界各国での演奏がピックアップされている。「ドント・ノー・ホワイ」「カム・アウェイ・ウィズ・ミー」など、彼女の代表作として知られるデビュー・アルバム「ノラ・ジョーンズ(原題:Come Away With Me)」に収録された楽曲から、2019年にリリースされたコンセプト・アルバム「ビギン・アゲイン」に収録の「ビギン・アゲイン」「フリップサイド」まで、リリース年代に留まらず幅広いラインナップが揃えられ、まさにベスト盤といった内容に仕上がった。日本盤には、2017年に行った来日ツアーで披露された「サンライズ」がボーナス・トラックとして収録される。本日解禁となった「イット・ワズ・ユー」も2018年にデジタル・リリースされた後、「ビギン・アゲイン」に収録された楽曲で、2018年にカリフォルニア州のドヒニービーチで開催されたオハナフェスティバルでオルガンのピート・レム、ベースのクリストファー・トーマス、ドラムスのブライアン・ブレイドと共に披露したテイクがセレクトされた。

また、2019年にデジタル・リリースをし、ゴスペル歌手のメイヴィス・ステイプルズと共演してグラミー賞にもノミネートされた「アイル・ビー・ゴーン」や、ブラジル出身のシンガー・ソングライター、ホドリゴ・アラマンチとのコラボ曲「フォーリング」、そして、1990年代のグランジ・ムーヴメントを牽引したバンド、サウンドガーデンのクリス・コーネルに捧げたカヴァー曲「ブラック・ホール・サン」といった、これまでアルバムに収録されることのなかった楽曲も聴きどころだ。

ノラは今回のリリースを決めた経緯に関して「パンデミックが起こり、バンドとの演奏やオーディエンスとの交流など、ライヴのすべてがすごく恋しくなりました。そんな時に2019年のライヴ音源を聴いていて、気分が良くなったのを感じたんです。エナジーが湧いてきました。そこで、過去のライヴの中から最高の瞬間を切り取ってアルバムにしたら、ファンの皆さんも同じようなエナジーを感じてくれるのでは、と思ったんです」と語っている。

ライヴ・アレンジが施され、ほろ苦いスモーキーな声で歌われる名曲の数々は必聴だ。