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B’z 松本孝弘×X JAPAN YOSHIKIの対談が実現、コラボの可能性も

アーティスト

YOSHIKI&松本孝弘

3月28日にニコニコチャンネルおよびYouTube Channelメンバーシップで配信された「YOSHIKI CHANNEL」にて、B’zの松本孝弘とX JAPANのYOSHIKIがオンライン対談を実施。出逢いのきっかけやお互いの作曲法、さらにはロックの未来についてなど、トップアーティスト同士が様々なテーマで熱く語り合う貴重な対談となった。

まずは、5月10日発売のアーティスト・ブック『TAK MATSUMOTO PLAYER’S BOOK』の内容から話題がスタート。本書に松本とYOSHIKIの対談が掲載されることから、今回の配信では書籍に掲載されていない話題についてもクロストークが行われることとなった。

二人が初めて出逢ったのは、音楽番組での共演だったという。今でこそ親しい友人関係にあるが、「当時のX JAPANは尖っていたので話しかけられる雰囲気じゃなく、会話らしい会話はなかった」と松本が明かすと、YOSHIKIは「髪型も尖っていました(笑)」と当時を思い返した。そんな二人は、氷室京介が自宅で開いたパーティーで語り合ったことで仲が深まり、お互いの後輩であるGLAYのTAKUROが潤滑油となって、親しい間柄になったようだ。

次に、数々の名曲を生み出し続けている二人の作曲法についてのトークでは、まずは松本が「最近は朝起きたときにずっと目を閉じてメロディを考えていることが多い。スランプになったことはなく、音楽が自然と閃く」と独自の手法を明かした。続けてYOSHIKIが「僕も楽曲が雨のように降ってきます。エンドレスレインです(笑)僕はシャワーを浴びているときに降ってくることが多いので、シャワールームから濡れたまま出てきて譜面に書いたりします。でも譜面が濡れて書けなかったり、リビングで滑って転んじゃったりすることもあります(笑)」とお茶目な一面をのぞかせると、松本が大笑いする場面も。

さらに、バンドのリーダーを務める難しさについてトークが進むと、YOSHIKIが「僕はリーダー失格かもしれない。大きすぎるビジョンを設定し実際に行動に移してしまう。そしてそこに進む過程で、周りの皆と手を繋いでいかなきゃいけないのに、気付くと独りになっていることがある。そんな僕と周りを繋いでくれていたのがHIDEだったと思う。そういった意味でも未だに学んでいるし、もっと反省と努力をしないといけないと思う」と自身の苦悩を吐露。すると松本は「そこがYOSHIKIくんの良い所であり、X JAPANの面白さでもある。ファンの方もそこが好きなんじゃないか。そして世界を股に掛ける行動力は凄いと思う。だから僕は変わる必要はないと思う」と優しく励ました。

対談の終盤で、YOSHIKIが「機会があればコラボとかできたらいいですね!」と話すと、松本も「ぜひ!インストゥルメンタルとか一緒にやってみたい」と返し、B’zのリーダー松本とX JAPANのリーダーYOSHIKIの新たなコラボレーションの可能性に、驚愕と歓喜のコメントで画面が埋め尽くされた。

YOSHIKIが名曲を生み出し続けるモチベーションについて質問すると、松本は「長くやっていると色々なことがあるが、今は自分の中で波が来ていて音楽を創ることがすごく楽しい。だからどんどん新しいものを創りたい。最新のものが一番好き」と音楽に対する情熱を語った。その言葉を受けたYOSHIKIは、「僕も常に進化していきたい。今後人間は100歳以上生きるようになっていくと思う。そうした中、僕らの生き方がこれから先のロックミュージシャンの生き方に反映されるのかもしれないし、もしかしたら僕らは、まだ大きな山の麓にいるのかもしれない」と未来の可能性について熱く語った。

最後にYOSHIKIは、「このような機会をいただけて大変光栄です」と、松本、そしてB’zとX JAPANの両ファンへ改めて感謝の言葉を述べ、本対談を締めくくった。

なお、次回のYOSHIKI CHANNELは4月9日に放送を予定している。