広告・取材掲載

広告・取材掲載

ポール・ギルバート、2年ぶりソロアルバム「ウェアウルヴス・オブ・ポートランド」リリース決定

アーティスト

Paul Gilbert, March 2021. Photo by Jason Quigley.

MR.BIG、レーサーXの超絶ギタリストであるポール・ギルバートが、前作より2年ぶり通算16枚目となるオリジナル・ソロアルバム「ウェアウルヴス・オブ・ポートランド」を、6月2日(海外は同月4日)にリリースする。

またアルバムリリースに先駆け、アルバム収録曲の「ウェアウルヴス・オブ・ポートランド」(アルバムタイトル曲)、「アーギュメント・アバウト・パイ」「ア・サンダラス・オヴェーション・シュック・ザ・カラムズ」の3曲が、5月19日に先行配信される。

当初昨年の春に他のミュージシャンとレコーディング予定だったが、コロナ禍のロックダウンのため全て保留に。その後もロックダウンが延々と続く中、他の方法でアルバムを作る方法はないものかと考えるようになり、そこで今作ではギターのみならず、ドラム、ベース、キーボードなど全ての楽器をポール自ら演奏。またインストゥルメンタル作品でありながら、全ての楽曲にポール自身による歌詞が存在している。その点についてポールは「ソングライティングの大半は、歌うことから始まったんだ。短い歌詞を書いてから色んな歌い方をして、どんなメロディが出てくるか様子を見た。頭の中でぐるぐる回るほど強力なメロディだったら、ギターを手に取って、コードやグルーヴを考え出したんだ」と述べている。

このような制作過程についても「自分のギターを“声”としてこれらのメロディを演奏することは本当に喜びを感じたね。僕のヴォーカリストとしての制約すべてが取り除かれたんだ。ギターなら高い音も出せるしね!声のために書かれたメロディには(息継ぎのための)間(ま)が入っている。僕はギターを弾くときにその間が残っているサウンドがとても気に入っている。僕みたいな『シュレッダー』(訳注:速弾きする人のこと)にとって、間があるというのはびっくりするような発見に繋がることもあるんだ!」と語り、まさに彼の新境地ともいえる制作過程が垣間見える。

世界的なパンデミックの中、新しい試みを経て、いよいよ登場する今作。今後のアナウンスにも注目だ。