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ウィーザー、HR/HMへのラヴ&リスペクトが詰まったスタジオ・アルバム「ヴァン・ウィーザー」を5月リリース

アーティスト

ウィーザー

ウィーザーが、当初昨年リリース予定だったものの、コロナ禍の影響もあり発売延期となっていた通算15枚目となるスタジオ・アルバム「ヴァン・ウィーザー」を5月7日にリリースする事を発表した。

今日の悲報を受けて、僕達の青春時代のサウンドトラックとなり、アルバムのインスピレーションとなった偉大な音楽の全てに対する感謝の印として、僕達は「ヴァン・ウィーザー」をエディに捧げたい。RIP EVH

2020年10月6日、エディ・ヴァン・ヘイレンが亡くなった日に、リヴァース・クオモはこうツイートした。

ウィーザーが敬愛してやまないヴァン・ヘイレンの影響を取り入れた「ヴァン・ウィーザー」という名のアルバムを制作中であることは、すでに2019年には明らかになっていた。

2019年9月に発表された先行シングル「The End Of The Game」を聴いてみれば、彼らが本作で何を目指しているのかが分かる。

意外に思うファンもいるかも知れないが、メンバーが子供時代~多感な青春時代を送ったのは、70年代後半から80年代のアメリカ。

ラジオからはハード・ロックが流れ、80年代にはMTVを通して沢山のLAメタルやNWOBHMのバンドがお茶の間に広まった時代である。

もちろんメンバー全員HR/HMに大きな影響を受けて育っている。フロントマンのリヴァース・クモオはキッスの大ファン。ギターのブライアン・ベルはブラック・サバス、ベースのスコット・シュライナーはスレイヤーとメタリカを、そしてドラムのパトリック・ウィルソンはヴァン・ヘイレンとラッシュを崇拝しており、実際昨年の「WEEZER(TEAL ALBUM)」ではブラック・サバスの「Paranoid」をカバーしている。

そんな彼らならではの泣きのポップ・メロディーに、ラウドでヘヴィなギター・リフが圧倒的なカタルシスをもたらす今作は、HR/HMへのラヴ&リスペクトが怒涛のハード・ポップ・サウンドに昇華した痛快愉快な傑作に仕上がっている。

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