LOVE PSYCHEDELICO、デビュー20周年ツアー初日の埼玉・三郷市文化会館公演が大盛況
LOVE PSYCHEDELICOが、全国ツアー「LOVE PSYCHEDELICO 20th Anniversary Tour 2020」の初日公演を、5月15日に埼玉・三郷市民文化会館大ホールにて開催した。
昨年、デビュー20周年を迎えた彼らの活動における大きな節目にして、バンド形態としては実に4年ぶりとなる今回のツアーは、昨年7月の開催予定が、新型コロナウイルス感染症の影響でリスケジュールされた。再スタートとなったこの日、新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドラインに則った万全の体制が敷かれるなか、1席ずつ空けた客席は両手を挙げ、拍手し、体を揺らす聴衆とステージが臨場感溢れる生のままの音楽を介して静かに熱く一体となった。
今回のツアーでは、彼らはさらに豊かなライブ体験を追求、提供するべく、2019年のアコースティッツアーのために、独自に設計、製造した会場用スピーカーを導入。一音一音が高い解像度で繊細に鳴り、グルーヴの生々しいうねりを伝える極上の音響のもとで演奏された「Last Smile」や「Your Song」「Everybody needs somebody」といった代表曲の数々からほとばしるパッションと瑞々しい生命力、いにしえの時代に生まれたロッククラシックが現代に蘇ったような、その普遍的な響きが聴衆を深く魅了した。
「LOVE PSYCHEDELICOは去年でデビュー20周年を迎えました。この20年、みんなも一言では語れない色んなことがあっただろうし、これからもまだまだ色んなことがあると思う。そういう長い時のなかで私たちの音楽に何かを感じて、こうして出会えたことがうれしいです」そう感謝の念を述べたKUMIの心を揺さぶる歌声と魂のこもったNAOKIのギターが響き合うLOVE PSYCHEDELICOの旅は、9都市10公演のツアーと共に、音楽の理想に向けこの先も続く。
Text:小野田 雄
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