Only the Sound Remains -余韻-
フィンランド出身の世界的作曲家、カイヤ・サーリアホのオペラ『Only the Sound Remains』が2021年6月6日(日)、東京文化会館 大ホールにて日本初演される。
まもなく70歳を迎えるカイヤ・サーリアホ。 その作風は、基本の管弦楽に電子音響が加わった、視覚的なイメージを想起させる独特なサウンドにあり、彼女の作品は世界の主要オーケストラや歌劇場等で常に取り上げられる、極めて注目度の高いアーティストだ。『Only the Sound Remains』は、能を題材に書き上げたサーリアホの4作目となるオペラで、2016年にアムステルダムで世界初演。その後、パリ・オペラ座など欧米でも上演され大きな話題を呼び各誌で大絶賛されている。
カイヤ・サーリアホ (C)Maarit Kytoharju
今年開館60周年を迎えた東京文化会館では、この作品をヴェネツィア・ビエンナーレ他との国際共同制作により新制作。指揮はクレマン・マオ・タカス、演出にアレクシ・バリエール、振付・ダンスに森山開次。サーリアホの持つ独特の世界観、そして、日本の伝統文化にも見出すことができる無限の空間を舞台、音楽、ダンス、映像の融合によって体現する。
クレマン・マオ・タカス (C)Vasco Pretobranco
アレクシ・バリエール
森山開次 (C)石塚定人
広告・取材掲載