桑田佳祐
「このミステリーがすごい!」受賞作家・中山七里の傑作小説を映画化した『護られなかった者たちへ』。東日本大震災から10年目の仙台で起きた不可解な連続殺人事件を軸に、その裏に隠された切なくも衝撃の真実を描くヒューマン・ミステリーの主題歌が、桑田佳祐の「月光の聖者達」に決定した。
「月光の聖者達」は2011年に発売された桑田佳祐の4枚目のオリジナルアルバム「MUSICMAN」に収録されている楽曲。2011年9月、東日本大震災の被災地にエールを送るために敢行された「桑田佳祐『宮城ライブ~明日へのマーチ!!~』」のアンコールでも歌われたこの楽曲。会場となったセキスイハイムスーパーアリーナは、震災当時、被災地最大の遺体安置所として使用されており、一般利用再開後初のライブでもあった本公演で歌われた「月光の聖者達」は、東北の方々の様々な想いとリンク。
当時、その鮮烈なライブ体験をしていた制作陣は「震災から10年目の宮城を舞台にした本作で、是非桑田さんに主題歌で参加いただきたい」と、本作の開発スタート時から熱望しており、その想いが結果、実現した。「現在(いま)がどんなにやるせなくても 明日(あす)は今日より素晴らしい」という歌詞は、それぞれに想いを抱えながら生きる登場人物たちの心情、そして映画を観た人の心にもそっと寄り添い、感動の余韻をより一層深いものにしている。
『護られなかった者たちへ』予告編
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