⼤貫妙⼦、書き下ろしの劇中歌「YAMAZAKURA」を本編映像で綴る劇場アニメ『サイダーのように⾔葉が湧き上がる』PV第2弾到着
劇場オリジナルアニメーション『サイダーのように⾔葉が湧き上がる』(松⽵配給)が7⽉22日に公開される。公開を前に、主題歌のnever young beachに続き、⼤貫妙⼦が書き下ろした劇中歌「YAMAZAKURA」を本編映像で綴ったスペシャルPV第2弾が到着した。
もともと学⽣時代からファンだった⼤貫妙⼦の「春の⼿紙」(93年発売)を聴きながら『サイダーのように⾔葉が湧き上がる』の終盤のシナリオや絵コンテを書いていたというイシグロ監督。いざ制作も最終段階、⾳楽を発注するとなったときにダメもとで「⼤貫さんにお願いしたい」と希望を伝えてみたところ、なんと新曲書き下ろしで本⼈が歌うという最⾼の形が実現することとなった。
⼤貫へのオーダーする際には、本編には出てこないキャラクターの裏設定(ラフプロット)なども伝えたという。⼤貫はそれを丁寧に拾いあげて曲を完成し、さらに「これはあなたのことじゃない︖」とイシグロ監督に⾔ったそうだ。「びっくりした、でも確かにそうだった」と語るイシグロ監督。ミュージシャンを⽬指しながらも諦めたフジヤマ⽼⼈とイシグロ監督の⼼情がつながり「フジヤマ、そしてさくらの物語でもあり、そして⾃分の物語でもあることに気づいたことで、さらにこの物語が愛おしくなった」そうだ。
フジヤマ⽼⼈のなくしてしまったレコードの思い出の曲で、チェリーやスマイルも必死に探していた曲だ。劇中では「藤⼭さくら」の曲として登場する、いわゆるキャラクターソング的な⽴ち位置とも⾔える。さくら⽬線で書かれたこの「YAMAZAKURA」は若きフジヤマ⽼⼈との恋の記憶を歌詞としながらも、それはチェリーとスマイルの現在進⾏形の恋模様と重なっていく。
今回公開となるPVでは、フジヤマとさくら、チェリーとスマイルがオーバーラップし、恋愛の喜びや葛藤、相⼿を⼤切に思う気持ちや気持ちを伝えたいという強い感情は、いつの時代も変わらない、世代を超えた普遍的なものであることを感じさせる。それだけではなく、⻘春期のこの感情は、⼀⽣の宝物であるということも。⼤貫妙⼦の深く包み込む様な歌声が、全ての世代の⼈々の⼼に染み⼊ることだろう
また、映画公開の前に、TOKYO MXほか(地域によって放送日が異なる)にて、スペシャル特番の放送が決定。「⾃分と似ている部分がたくさんあって、すごく⼤好きな役になりました」と語るチェリー役・市川染五郎、「すごくポジティブな⼥の⼦なので、私⾃⾝もすごくパワーをもらった気がします」と語るスマイル役・杉咲花、そして「ポジティブなメッセージをお客様に受け取って欲しい」と語るイシグロキョウヘイ監督が登場する。
主題歌を担当したnever young beachについて「もともとnever young beachが好きで聴いていて、こんな形でご⼀緒できるのがすごく嬉しい」(杉咲)、最も印象に残ったキャラクターについて「キャラクターというか・・・⼭寺(宏⼀)さん。まさか猫も演じるんだ・・・」(染五郎)と話すなど、この番組だけの3⼈のリラックストークも必⾒だ。
そしてなんと映画本編より冒頭19分52秒を特別先⾏公開。シティポップの⾊彩に彩られ、アニメーション表現ならではの静とダイナミックな動が楽しめるチェリーとスマイルの出会いのシーン。公開への期待が⾼まる特番となっている。