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吉井和哉、自らの人生を投影させた本格ワールドブレンデッドウイスキー「YAZŪKA」(ヤズーカ)2種のテイストで発売

アーティスト

吉井和哉

日本を代表するロックミュージシャン、吉井和哉。父親の50年目の命日となる2021年8月19日、自らの人生を投影させた本格ワールドブレンデッドウイスキーシリーズ「YAZŪKA」(ヤズーカ)をローンチし、“Father” “BEAUTIFUL”の2種のテイストのオリジナルウイスキーを発売する。価格は各8,000円+税。

彼はこれまでの音楽活動の中で、THE YELLOW MONKEY、ソロに関わらず、レコーディング、ライブ等でイギリス、そしてスコットランドに足を運んできた。そんなある時、ソロ活動の撮影で訪れたスコットランドのバーで、現地の紳士に勧められたスコッチウイスキーの味に衝撃を受ける。以来、本場スコットランド産のシングルモルトウイスキーは、彼の人生の様々な場面で登場し、深くて良い関係であり続けてきた。

一方、日本一大きな湖である琵琶湖のほとりに存在し、大きなスケールの自然と遥か昔から続く人間の生活が絶妙に調和する静かな町で、独自のオリジナルウイスキーを製造している、長濱蒸溜所。お互いを取り持つ縁から、必然的な出会いを果たした両者が、吉井和哉自らの人生を反映させた2つの味わいのオリジナルウイスキーを誕生させることとなった。

スコッチウイスキーの魅力に傾倒していきながら、いつか自身の人生を投影したウイスキーを作りたいという気持ちが強くなっていたという吉井は、父親の没後50年を迎える2021年の命日に、自らが考案したウイスキーを発売することを決意。そして、長濱蒸溜所のマスターブレンダーとともに、「人生を表現するウイスキー」という命題にじっくりと向き合い、象徴する2つのテーマ、“Father”と“BEAUTIFUL”を考案する。

このウイスキーがスペシャルな理由のひとつに、吉井和哉本人が味のテーマ設定に始まり、ブレンディングとテイスティング、樽の選定まで、徹底的にこだわって仕上げた点が挙げられる。

今回、“Father” “BEAUTIFUL” を創り出すにあたり、長濱蒸溜所が人気シリーズ「AMAHAGAN」や「長濱」で使用しているオリジナルモルトを採用、そこに海外のモルト・グレーンウイスキー数種類を絶妙にブレンドするという「ワールドブレンデッド」の方式を採った。吉井とマスターブレンダーは、2つのウイスキーが標榜する理想の味にたどり着くまで、徹底的にブレンディングとテイスティングを繰り返したという。

“Father”は、ファンであればご存じのとおり、吉井和哉がヴォーカル・ギターを務めるTHE YELLOW MONKEYが大ブレイク時にリリースしたアルバム「FOUR SEASONS」(1995年発売)に収録されている楽曲である。吉井和哉の人格形成時に多大なる影響を与えたという父親は、旅芸人を生業としていながら若くして逝去しているが、“Father”はその父親への想いが込められている楽曲。26年後の今、吉井はあらためてウイスキーの味に“Father”というテーマを設け、短いながらも共に過ごした父親との日々にあらためて思いを馳せ、自身を生んだ父親への様々な想いと、この不透明な時代を生き抜くための強く明るい生命の力をその味に込めたという。

一方、“BEAUTIFUL”は、「吉井和哉」名義での1stシングルとなった楽曲のタイトル。この楽曲は、THE YELLOW MONKEYが2001年に活動を休止して以降、ソロ活動を繰り広げる中で、ミュージシャンとして、一人の男として、様々な葛藤をしている中で絞り出された珠玉の楽曲。この曲の撮影で訪れたスコットランドで、本場のスコッチウイスキーに出会った吉井は、葛藤していた心に深く染みわたるウイスキーの味に救われることとなり、その味は、後のソロ活動の充実、そしてバンド再集結の成功へとつながるきっかけにもなったという。今回のウイスキー“BEAUTIFUL”は、そうした苦しみや悲しみを乗り越えた大人の男から香り立つピーティな苦みと甘さを繊細に表現したという。

熟成にあたっては、さらにこのウイスキーがスペシャルである理由が隠されている。長濱蒸溜所は、熟成にあたり、かつて国道として使われていたトンネルを熟成庫として使用するという、特別な環境を用意。樽はそれぞれのテイストに合わせ、“Father”はバーボンカスクを、“BEAUTIFUL”はシェリーカスクを使用した。さらに、それぞれのウイスキーのテーマとなった楽曲、「Father」(THE YELLOW MONKEY)、「BEAUTIFUL」(吉井和哉)のオリジナル音源を使用し、混じり気の無いピュアオーディオで樽に聴かせながらじっくりと熟成することで、それぞれの楽曲が持つ世界観を、さらに強くウイスキーの味に染み込ませることに成功したという。

なお、今回のウイスキー制作者である吉井和哉本人と長濱蒸溜所の伊藤氏に取材を行い、今回の「YAZŪKA」シリーズの誕生秘話に迫る特集記事が、雑誌『pen』(7月28日発売)および同日公開のPen Onlineに掲載される予定となっている。

吉井和哉コメント

今では観光地になった、エジンバラの処刑場の前で撮影された写真が、吉井和哉名義初のシングル「BEAUTIFUL」のジャケ写になった。その日の夜に訪れた港町の小さなレストランで、隣の席の現地の中年男性にシングルモルトを一杯ご馳走になった。その味と景色と当時の鬱々とした気持ちと共に月日が経ち、2021年の今年、父の没後50年を記念して、オリジナルのウイスキーなんて作れないものだろうか、と蒸留所を探していたところ、父の影響で好きになった趣味の釣りで日頃訪れている琵琶湖に、ウイスキーの蒸留所がある、との噂を聞きつけ、まるで“こだわりがスーツを着て歩いている“ような伊藤社長、並びにスタッフの方々と全ての想いが無理なく自然に打ち解け合い、最高のウイスキーが生まれ、目標としていた父の50回目の命日に発売されることになりました。
ちなみにエジンバラの処刑場の横には“the last drop“という有名なパブがあり、受刑者が処刑される前に最後の酒を飲ませてくれる場所だった、と言う話を聞き、自分の中であの時のウイスキーは“懺悔の酒“という意味合いがあります。
極めて個人的な想いで申し訳ないですが、どんな酒にもストーリーがあるはずです。
僕の曲を聴いてくださるように、このウイスキーを味わっていただけたら嬉しいです。

長浜浪漫ビール 代表取締役社長 伊藤 啓氏コメント

日本を代表するロックミュージシャン、吉井和哉氏によるふたつのオリジナルウイスキーが完成しました。私の青春時代を彩ったあの吉井和哉氏との共作が実現し、まるで夢のように嬉しく思います。氏の作品に対する、徹底的なアプローチには鬼気迫るものがあり、分野は違えども同じモノづくりを生業にしている者として大変な衝撃を受けました。この素晴らしいウイスキーが皆様のお手元に届くことを考えると、私自身今からとてもエキサイトしています。

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