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『The Road to 2027 仲道郁代 ピアノ・リサイタル  幻想曲の模様 -心のかけらの万華鏡-』10月に開催

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ピアニスト仲道郁代が、デビュー40周年となる2027年に向け展開する10年間のシリーズ「仲道郁代 The Road to 2027プロジェクト」。

去る5月30日には、サントリーホールにて”春のシリーズ”にあたるリサイタル『幻想曲の系譜-心が求めてやまぬもの-』を行い、大きな反響を呼んだ。

2021年10月23日(土)に開催される『幻想曲の模様 -心のかけらの万華鏡』は、仲道がピアニズムの境地を探る”秋のシリーズ”。今回は目玉の一つに、仲道が1982年の日本音楽コンクールぶりに舞台で演奏する、シューマンの「クライスレリアーナ」が予定されている。

音楽家としてのキャリアを積み上げた今、この作品と再びどのように向き合うのか。そのほかスクリャービン、ショパンの幻想曲など、挑戦的な曲目が並ぶ。

~公演に寄せて~ 

幻想曲の模様 ― 心のかけらの万華鏡 

― この時私を貫いた感情を、誰がいい表せるだろう!心の奥深い痛みは和らぎ、愛しい憧憬となって、すべての傷に天の香薬を優しく注いだ。私はすべてを忘れ、ただ音に耳をひたすら傾けた。この世ならぬところからふり降(くだ)って私を包み、慰めを支えるこの音に ― 。 E.T.A.ホフマン『クライスレリアーナ』より(訳:前田昭雄)

憧れ、希求する心は、壊れたかけらのようにさまざまな様相を持っている。
それらが、幻想という即興的な想いの膨らみとなったとき、それぞれの作曲家へふり降り、心の傷を包み込んだ音とはどのようなものであったのか。
ただただ、音に耳を傾けてみたいと思う。

仲道郁代 

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