めいちゃん
歌い手であり、チャンネル登録数42万人超の人気YouTuberとしても活躍中のめいちゃんが全国ワンマンツアー『再出発』をスタートさせた。
昨年3月にリリースされた全曲オリジナルによる2ndアルバム『大迷惑』を携えたワンマンツアー『超迷惑』が、新型コロナウィルス感染拡大の影響で中止になっていためいちゃんにとって、今回は待望のワンマンツアー。1日2回公演という初めての試みで、4都市10公演を予定している。その初日となったZepp Tokyoの夜公演では、『大迷惑』の収録曲のほか、人気のカバー曲も多数披露。めいちゃんは「先の見えないご時世ですけど、みんなの顔が見られてうれしかったです」と、1年半ぶりにライブツアーを再開できた感動を元気いっぱいに伝えた。
めいちゃん
ライブは米津玄師がボカロP・ハチ名義で発表した人気曲「パンダヒーロー」のカバーからスタート。会場がめいちゃんのイメージカラーであるオレンジ一色に染まるなか、めいちゃんバンドのパワフルな演奏にのせて熱い歌唱を届けていく。LEDスクリーンを使った遊び心溢れるMCを挟み、「この瞬間のために練習してきた曲がある」と言うと、海老をモチーフにしたオリエンタルな新曲「トスリーマの祟り」を初披露。ジャズやファンク、エレクトロポップなど、曲ごとに異なる世界観の楽曲を表情豊かに歌い上げていった。
めいちゃん
MCでは「昼の部が終わったあと、血まなこになってエゴサしたんですけど(笑)。男(のお客さん)が多いんですよ。……なんで?」と、めいちゃん。夜の部に来場した男性のお客さんに手を挙げてもらうと、「めっちゃいる(笑)!」と同性ファンが増えたことを喜んだ。さらに「ここが再出発なんで。ここからブイブイやっていってやりましょう。めいふぁみ(めいちゃんファンの呼称)がドヤ顔で街の中を歩けるようにしてやるから!そこまでよろしくお願いします」と今後への意気込みを伝え、現在TikTokで大きなバズを起こしている愛猫をテーマにしたポップでキュートな最新曲「小悪魔だってかまわない!」では、お客さんも一緒に振り付けで踊り、笑顔があふれる楽しい空間を作り上げた。
めいちゃん
今回のツアーにあたって、めいちゃんは「鬱屈した気持ちを晴らすようにファンの皆さんやスタッフの方々と希望の方向に走っていけるようなライブにします」と、コメントを発表していた。その言葉のとおり、心踊る音楽とポジティブな言葉で最高のスタートを切った『再出発』ツアーは、8月11日のKT Zepp Yokohama公演まで全力で駆け抜けていく。
文=秦理絵 撮影=Bromide.jp
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