ハラミちゃん、1日限りの音祭り開催 涙で日本武道館公演発表も
YouTubeチャンネル登録者数176万人以上を誇るポップスピアニスト・ハラミちゃんが7月31日神奈川・パシフィコ横浜国大ホールで自身のワンマン公演史上最大のキャパシティによる「ハラミちゃん音祭り2021〜暑中お見米申し上げるぬ!〜in パシフィコ横浜」を開催し約5,000人を魅了した。
本公演は、1日限りの夏祭りならぬ”音祭り”と称し、昼夜2回公演をキャパシティ50%以内で実施。公演のテーマは「夏」。
和太鼓の音と共に夏の風物詩がステージ全体にプロジェクションマッピングで映し出され公演はスタート。この日のために作られたオリジナル衣装の金魚柄の浴衣ドレスで登場し、夏の定番ソングや、自身のYouTubeで人気の楽曲を中心にステージを展開。ステージ上に飾られたちょうちんや和傘が音色と共に鮮やかに彩り会場はお祭りモードに。会場内は声を出す行為を禁止としているため、観客は拍手や手拍子で応援した。
中盤では、入場時に観客から募ったリクエストをその場で抽選し即興メドレーを演奏するハラミちゃんおなじみのリクエストコーナーの実施や、6月にデジタルシングルとして配信された自身2作目のオリジナル曲「雨」の初披露も。光と映像で雨を表現したステージで「雨の日が少し特別になるような曲を作りたい」と誕生した楽曲の世界観に会場が包まれた。
アンコールでは、ステージ上にグランドピアノの他、自身の私物の電子ピアノとトイピアノが設置され、ハッピとハチマキ姿で再登場。「夏いちばんの思い出にしたい」と、サザンオールスターズの「勝手にシンドバッド」を披露。ステージ上の3台のピアノ演奏の他、ショルダーキーボードを持ちステージを駆け巡り、“ピアノ&レスポンス”と称し音真似を観客に手拍子で返してもらうなど、観客との声を出さない掛け合いで客席は大いに盛り上がった。
そしてこの日最後の曲が終了し「ありがとうございました!」という挨拶の後、ひとつの映像が流れ、ハラミちゃん自作のイラストと共にハラミちゃんの物語がはじまる。
4歳のときにピアノに出会い夢中で練習したが大人になるにつれピアノと距離ができ、自信を失い進む道に迷っていた頃、ストリートピアノに出会い大切な“お米さん”(ファンネーム)と出会いピアノを楽しむことが一番の“幸せ”と気づく―――。
活動開始からこれまでのストリートピアノでの演奏写真がスライドショーで流れ、会場全体が感動に包まれる中、「2022年1月4日日本武道館 ワンマンLIVE決定!」のサプライズ発表が。文字がスクリーンに映し出された瞬間、客席からは拍手が沸き起こった。
映像が終わると共に、ハラミちゃんがステージに登場。観客を前に感極まり涙に声をつまらせながら感謝の気持ちを伝える。
活動開始した当初は冗談で「いつか日本武道館でライブがやりたい」と語っていたものの、活動を続けていくにつれピアノを弾けるだけで十分だと思い、恥ずかしくなり公言できなくなったという。想像もしていないことが自分に起こっているが、ただピアノが弾けるだけで嬉しい。
そして「夢だった日本武道館でピアノ1台でライブをすることができるのは全て応援してくださっている“お米さん”のおかげです。感謝と愛とありがとうの気持ちとまごころをたくさん込めてピアノを弾きますので是非武道館ライブに来てください」と、ピアニストとして更なる大きなステージでピアノという楽器の素晴らしさを普及させる決意を語った。
ハラミちゃん夢の日本武道館公演のチケット先行申込は8月9日23:59まで受付中。