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ハンブレッダーズに訊く ライブの形が変わった1年と最新作「ワールドイズマイン」にみる現在地

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ハンブレッダーズ 撮影=高田梓

ハンブレッダーズ 撮影=高田梓

ハンブレッダーズが2ndシングル「ワールドイズマイン」をリリースした。TVアニメ『迷宮ブラックカンパニー』のエンディングテーマとして書き下ろされた表題曲は、振り切った内容のMVも話題。バンドにとっては、これまであえてやってこなかった4つ打ちにトライした曲でもあり、つまり新境地にあたる。
今回は、メンバー3人へのインタビューを実施。ライブ、ひいてはロックバンドに対する考え方。創造と人生の曲「ワールドイズマイン」。そして「ファイナルボーイフレンド」再録の真相。3つの観点からハンブレッダーズの現在に迫った。

――ライブ活動を再開してからもうすぐ1年くらいでしょうか?

ムツムロ アキラ(Vo/Gt):そうですね。去年8月の『RUSH BALL 2020』で半年ぶりにライブをしてから、ちょこちょこ有観客でやらせてもらえていて。秋には「ハンブレッダーズの“ライブハウスで”見るラジオ」ツアーもできましたし、本数は減ったものの、現場から離れきることはなかったよね。

でらし(Ba/Cho):そうだね。去年はいろいろなバンドが配信ライブをやっていましたし、僕もいくつか見たんですけど、有観客ライブが始まって、実際に対バンの音を生で聴いたときにめちゃくちゃテンション上がって。やっぱり生に勝るものはないなあと。対バンに鼓舞されるように自分たちもライブをしたり、大きな音をバーンと出すことに勝る気持ちよさって、今のところないなと再認識できた1年でした。

木島(Dr):去年は大阪でのライブが多かったんですけど、今年入ってから東京、名古屋、香川……と、やっといろいろな土地に行けるようになって。それも嬉しいですね。

――ガイドラインを守りながらのライブはどうですか?

ムツムロ:最初はさすがに難しかったよね。

木島:今までだったらここで盛り上がっていたよなあという部分でも、お客さんの表情がマスクで見えないから、「あれ、大丈夫かな?」みたいな。

でらし:ハンブレッダーズのライブって、お客さんと対話していく感じなんですよ。お客さんが盛り上がってくれたら、こっちも感化されて演奏に熱が入る、みたいな。だけどそれが一旦全部なくなってしまったので、この制限の中でどう盛り上がったらいいのか、お客さんも最初は戸惑ったんじゃないかと思います。

ムツムロ:あと多分、お客さんも必要以上に感動しちゃっていたんだと思うんですよ。

――ライブが無事開催されること自体が変に貴重になってしまった感じはありますからね。

でらし:今ってもう、2~3日前に「やっぱりライブできません」となる可能性も大いにあるじゃないですか。だから僕ら自身、当日を迎えられたことの喜びだったり、“開催できてよかった。あとは自分たちがやれることをやるしかないよね”というある種の覚悟を持ってやっているんですけど――

ムツムロ:同じようにお客さんも、「ああ、ライブだ……!」ってグッときちゃっていて、ワーッとなれないみたいな。

木島:なので、まず最初に「盛り上がっても大丈夫ですよ!」という空気を丁寧に作るようにしています。今までそんなことしたことなかったんですけど。

でらし:最近は、如何にして場の空気をほぐすかというのをよく考えるよね。

ムツムロ:それも、地域によって全然違うんですよ。東京・大阪では少しずつライブが増えてきていますけど、それ以外の地方の人はずっとライブに行けていなかったりするから、同じチューニングでやっても全然違うみたいなこともあって。

――ああ、なるほど。

ムツムロ:だから本当に、ちょっとずつやっていこうという感じです。あと、僕らはコール&レスポンスをするタイプのバンドではないですけど、一緒に唄ってもらうことがライブの肝にはなっていたのかなとは思いました。

――ハンブレッダーズの場合、“一緒に唄ってもらう”といっても、一体感出そうぜ!という感じではないですよね。声はあくまで、個々の感情の発露の結果というか。

ムツムロ:ああ、そうですね。友達と来ていようと、一人で来ていようと、音さえ鳴れば一対一になれる。それがライブだと思っているので。

――その“ライブは一対一”という意識はどこから来ているんですか?

ムツムロ:そもそも「バンドスゲー!」ってなった始まりがライブではなくて。CD買って、それを聴いている時間だけは家のコンポの前が自分の居場所になったような気がして……という始まり方だったのが、きっとデカいんでしょうね。

――居場所を作ってくれるのがロックバンドであり、CDでもライブでもそう在ってほしいと。

ムツムロ:俺ら3人とも、フェス行ってはしゃぐというよりは、コール&レスポンスは意地でもしたくないというタイプだったんですよ。ライブハウスの一番後ろの席で、手も上げずにじーっと観ているみたいな青春時代を送ってきて。だから多分、今の状況は俺みたいなやつにはきっと支障ないんだろうなと思います。だけど、自分がコール&レスポンスしないのと同じように、声出したいやつが声出して、手を叩きたいやつが手を叩くのがいいとも思っていて。それを許してくれたのが僕にとってロックやパンクであり、僕が僕でいていい居場所を作ってくれるのがロックバンド、という意識があったんですよね。だから、一体感を作れるバンドもカッコいいし、その美学も分かるけど……別に俺らはそうじゃなくていいかなあ、と。

でらし:それに、僕はちょっと気恥ずかしいというのもあるかもしれないです。「いこうぜ!」みたいなことを言えないというか。

木島:「いこうぜ!」と言ってもカッコいい人は、本気でやっているからカッコいいんだろうし。逆に言うと、僕らも嘘っぽく見えないようにできるなら、全然やってもいいと思うけど。

ムツムロ:いや、こう言っている時点で俺らは考えすぎだから、それやっても嘘になると思う(笑)。……そう、嘘がないのが大事なんです。

――因みにみなさんは、どんなライブをしたときに「いいライブだった」と感じるんですか?

でらし:僕がいいライブだったと思うときは、自分が楽しかったライブのときですね。僕、人生の中で鮮明に憶えているハンブレッダーズのライブがあるんですよ。そのライブは、初めて東京で企画したライブだったんですけど、とにかくめちゃくちゃ楽しかった覚えがあって。「いいライブだったなあ」と思っていたんですけど、あとから映像を見返してみると、演奏は全然、グダグダで。それでも「その場にいた人全員の記憶に残るようなライブができた!」と思えたから、俺たち自身がどれだけ楽しめるかというのは、すごく大事なことなんじゃいかと思っています。こないだの大阪城音楽堂でのSaucy Dogとのツーマンもまさにそうでした。

――木島さんはどうですか?

木島:どうやってライブをやったのか、あんまり憶えていないときですかね。僕にとって、憶えていないときというのは、100%出し切ったときなんですよ。変に出し切れなかったときは「ああ、ここミスったな」「もう少しこうしておけばよかったな」と結構思い返してしまうので。だからさっき言っていたSaucy Dogとのツーマンも、実はあんまり憶えていなくて。

ムツムロ:3人とも考えすぎる性格だから、それをなくしている瞬間が楽しくて、ライブやっているんだろうね。じゃないとさ、宅録で曲作って、それを出して……のループでいいわけで。

でらし:ホントそれ。

ムツムロ:僕らがライブをやっているのは、そういう瞬間を求めているから。だから去年、ライブなくなってめっちゃ落ち込んだもんね。

でらし:そうだね。

――個人的には、この1年間って「そもそもライブってどうやって楽しむものだったっけ?」というのを、みんなが改めて考え直す時間になったんじゃないかと思っているんですよ。演る側も、観る側も。

ムツムロ:確かに考える時間が例年より多かったですけど……やっぱり答えは出ていないですね。今ライブハウスに来ている人の中には、これまでを知っている人もいれば、今年初めて来たという人もいると思うんですよ。“唄える”という環境があるかないか。“隣にいる人と体がぶつかる”という環境があるかないかでは、どうしても同じ楽しさにはならない気がしていて。

――確かに。声が出せる自由があるなかで「でも私は声を出さなくてもいいかな」という選択をするのと、声が出せないというルールがあるからそれに従いますというのでは、全然違いますよね。

ムツムロ:全然違いますね。だから……“今できることをやらないと”という意識で最善策を探しながらやっていますけど、今のライブがライブの完成形なのかと言われると、やっぱり素直に「はい」とは言えない。配信ライブをしなかったのもそういう理由からなんですけど。だから本当に難しいし、ライブのやり方はずっと模索中ですね。

――ここからはシングルについて訊かせてください。まず、表題曲の「ワールドイズマイン」はどういうふうに作っていったんですか?

ムツムロ:『迷宮ブラックカンパニー』というTVアニメのエンディングテーマとして書き下ろした曲なんですけど、先方から「みんなで大騒ぎして、大団円を迎えられるような曲がいい」という要望をいただいて。なので、先に音像から作っていきました。今って、レイドバックするビードだったり、ブラックミュージックっぽい音像が世界的に流行っているじゃないですか。だけど僕は捻くれているので、その逆を行こう、じゃあ2010年代に流行っていた4つ打ちの踊れるロックを今やろうと思って。

――ちょっときつい言い方になっちゃいますけど、かつて多くの人がトライしたフォーマットに手を出しても、今の自分たちだったら一味違うものを作れる、ただの4つ打ちにはならないだろう、という自信もありました?

ムツムロ:ありましたね。僕、曲を作る上でミスマッチ感をすごく大事にしているんですよ。この曲では、曲がめちゃくちゃ明るい分、歌詞はとびきり捻くれている感じにして。4つ打ちの音楽やダンスビートが好きな人にも引っかかってほしいなあ、ちょっと違和感が残ればいいなあ、と思いながら作っている節はあります。

――歌詞で言うと、1番Bメロの<自由になりたきゃ 自分のやりかた/きっと見つけなくちゃ>というラインが気になりました。

ムツムロ:僕、自由になるためには不自由が必要だと思っていて。人間って、何かしらの枠組みがあるからこそ、そこから外れて自由を生み出すことができるんだと思うんですよ。例えば僕だったら、捻くれた歌詞をメロディに落とし込むという一つの型があって、その型があることによって、周りにたくさんのバンドがいる中でも「俺たちはこうだよね」という一つの自由が生まれるというか。それって音楽だけではなく、漫才や絵を描くこと、本当にいろいろなことに当てはまると思うんですけど。

――型があるから型破り、みたいな話ですか?

ムツムロ:そういう感じです。

――それこそ世を席巻している流行に対して、あえて裏をかくということを、この曲はやっているわけで。

ムツムロ:ホントにそうですね。捻くれてばっかりだなあ、そうやって生きてきたなあということを、うすーく遠回しに書いているつもりです。

――4つ打ちの曲はリズム隊次第でかなり印象変わるかと思います。演奏面はどう考えてアプローチしていきましたか?

木島:今ヒップホップが流行っていると思うんですけど、ヒップホップって、ドラムと歌詞がすごくマッチしているじゃないですか。ぼくらは、1stシングルの「COLORS」までは歌詞の語感を気にしながら、それに合わせてリズムを作ることが多かったんですけど、最近「いや、そうじゃなくてもいいんじゃないか」という想いが自分の中で出てきていて。なので、この曲ではラスサビ最後の<僕らのものなのさ>のところだけ言葉に当てるよう心がけて、あとは基本、歌詞とドラムが分離してくれればいいなと思いながら演奏しました。それがすっごく楽しくて。このタイミングで4つ打ちの曲ができてありがたかったなと思いつつ、“歌詞は歌詞で、演奏は演奏で聴いてほしい”という意識がまた少し芽生えつつ。

でらし:こういう4つ打ちの曲ってノリやすさが一番の肝になるので、ベースは結構やっていることはシンプルなんですよね。基本シンプルに作って、“もっと出ていいよ”と言われたところに関しては“じゃあやりまーす”という感じで出ていって。

ムツムロ:社会人っぽいな(笑)。

でらし:スラップを入れたのはハンブレッダーズでは初めてなんですけど、それも別に、“じゃあやる?”みたいな(笑)。いい曲だと、ベーシストってやることがあんまりないんですよ。装飾をしなくても完成する音楽だったので、溢れ出るものを削って削って、という感じでしたね。

――“ド派手なエレキギター”を弾いているのはサポートの彼ですか?

ムツムロ:サポートのうきくんですね。MVでは完全に俺が弾いてますけど。

でらし:俺も弾きました。

木島:僕も弾いています。

――そう。ぶっ飛んでますよね(笑)。

ムツムロ:撮影のとき、あそこが一番盛り上がりました。<ド派手なエレキギター>というのは、まあギャグですよね。冗談が冗談として伝わればいいなあと思って、ちょっとふざけてみたんですけど。

――MV含め、とことん遊んでいる曲だと。

でらし:そうですね。自分たちが楽しいことをやらせてもらいました。

ムツムロ:まずは自分らが楽しくないとね。毎シングルそうなんですけど、タイアップに関しては、「こういう言葉を使ったらみんなどういう反応をするだろう?」という遊びみたいな感覚もあるんですよ。

――このお題に対してこんな曲で応えよう、みたいな。

ムツムロ:そうです。今ってインターネットが発達しているから、昔に比べたら「あ、このバンド新曲出したんだ」という動きが伝わりやすいじゃないですか。だから、1つのバンドをずっと追いかけてくれるのもいいけど、「あ、今回はこうなんだ」というのを楽しんで、いつでも戻ってきてもらえたらいいと思っていて。だから全部が全部、「魂こめてストレートを投げました」という感じではなく、「今回はカーブを投げます」「次はスライダー投げます」みたいなことは意識しています。いろいろな球投げれるようになろうぜ、みたいな。

――で、カップリングには「ファイナルボーイフレンド」の再録版が収録されていますが、この曲がTikTokでじわじわと来はじめているとか。

ムツムロ:おーっと。これはでらしから言っておこうか。

でらし:あのですね……来ていないんですよ。

――あれ? それを踏まえて収録したんじゃないんですか?

でらし:これは太字にしておいてほしいんですけど、TikTokのことは全く意図してません! 実はこの曲、2019年ぐらいから録り直したいという話をしていて、去年レコーディングしたんですよ。レコーディングした理由は、そもそもいい曲だし、ライブでもよくやっているし、今のバージョンでレコーディングしたいなと思ったから。そしたら今年の初めぐらいに、「何やらTikTokとやらで使われているらしいぞ」という話を聞いて。

ムツムロ:(メンバーの)誰もインストールしていないアプリでね。

でらし:そうそう。で、ちょっとざわついて。

ムツムロ:僕らは全然素知らぬ感じだったんだけど、スタッフから「お前ら、これは来るぞ」「来ちゃったからには乗らないと」「大変だけどしょうがないから」みたいな話をされたんですよ。でも蓋を開けてみたら、バズりきることもなく。

でらし:Apple Musicのランキング、最高位3桁ですからね。一番恥ずかしいやつですよ(笑)。で、いざ“シングルをリリースします!”、“カップリング曲は「ファイナルボーイフレンド」です!”って発表したら、ちょっと反応が……。

――まあ、波に乗ろうとしているようには見えちゃいますよね……。

ムツムロ:僕らとしては「録り直したい」という話をずっとしていたから“満を持して”という感覚だったんですけど、タイミングが最悪で(笑)。逆にね、バズりきってたら声を大にして言えるけどね。

でらし:そうそう。「TikTokで流行ったし、改めてこの曲でハンブレッダーズのことを知ってもらえたら」って。

ムツムロ:残念ながらそこまでバズってないという(笑)。

――実際どういうふうに使われているのかって把握してます?

ムツムロ:ああ、それ知らないんですよ。

――カップル動画のBGMに使われているんですよ。おそらくそういう動画を作っている人って、スクールカースト上位層のような人だと思うんですけど、この件に関して何か思うことはありますか?

ムツムロ:別にそれはそれで、全然いいですけどね。

――教室の中心にいるような人にもハンブレッダーズの曲が届き始めていることは、みなさん自身実感しているし、受け入れてもいるというか。

ムツムロ:受け入れているって言うと……うーん……。

でらし:というか、そういうことはあんまり考えないよね。音楽なんて誰が聴いてもいいものだし。

ムツムロ:そうそう。

でらし:“スクールカーストの最底辺から”と言っていたのは、そういう尖り方をするのも、いろいろな人に知ってもらうための一つの手段だと考えていたからで、だけどそういうことをしなくても、今のハンブレッダーズを聴いてくれている人はちゃんといるし、「わざわざ言わなくてもいいんじゃないの?」とも思いつつ。

木島:うんうん。

ムツムロ:でも最近、悩んでいるというほどではないですけど、自分たちの作ったものが世の中のイメージとして定着するのって結構時間がかかるんだなあと実感しています。僕ら3年前に「DAY DREAM BEAT」という曲を出したんですけど、そのイメージが染みついてきているなあというのを今やっと実感していて。

――<ヘッドフォンの中は宇宙>って唄っているバンドでしょ、みたいな。

ムツムロ:そうそう。だから“イケてない青春の代表だよね”みたいなことを未だに言われるのも納得だし、こっちがわざわざ「いや、それ3年前の話なんですよ」という態度をとるのも変な話で。そのギャップは感じるけど、まあ一度吐いた言葉ではあるし、嘘ではないので、責任持たなきゃいけないよなあとは思います。責任ってロックから一番遠そうな言葉ですけど(笑)。

――これは改めての確認ですが、ムツムロさんは曲を作るときに“17歳の自分がどう思うかを一つの価値基準にしている”という話をよくしているじゃないですか。

でらし:それ、インタビューとかで度々言ってるよね。

ムツムロ:あ、しっくり来てないんだ?

でらし:いや、しっくり来てはいる。僕らにとっての銀杏BOYZやELLEGARDENのような、あのとき感じたワクワクがちゃんとある音楽を作りたい、ということだと思っていたんだけど。

ムツムロ:いや、というよりも、俺はもうホントに、17歳の頃の自分に手紙を書くみたいに作っているんだよね。だけど、今ハンブレッダーズを応援してくれている人たちは、正直、17歳の僕のような人ばかりではないし。どちらかというと、そこから離れた人の方が多いんですよね。

――そういう実感があるのに、変わらず、17歳の自分に向けて曲を作っているという。

ムツムロ:そこはずっとブレていないですね。僕はずっと17歳の自分に向けて曲を作っているのに、違うタイプの人にもどんどん聴かれている。それは不思議な化学反応だし、面白いなあ、気持ちいいなあと思います。

――最近ではそれこそTikTokで一気に曲が広まるケースもあったり、本当にどこからどんなリスナーがやってくるか分からないような時代じゃないですか。人気が出るにつれて、きっと“17歳の自分とは違うタイプの人”はどんどん流入してきますけど、そこに対して不安を感じることはありませんか? 「変な伝わり方しないかな?」「誤解されたら嫌だな」みたいな。

ムツムロ:人が多くなるほど、伝言ゲームの伝言ミスみたいなことが起こりやすくなるということですよね? そこはあんまり心配してないです。“自分たちの持ち味って何だろう?”、“ハンブレッダーズらしさって何だろう?”ということを一緒に考えてくれてる人と仕事できているなあという感覚があるので。ストレスなくやらせてもらえていることが今はひたすらありがたいし、なるべくちゃんと伝わるように、一つひとつやっていきたいという感じですかね。

取材・文=蜂須賀ちなみ 撮影=高田梓

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