吉田拓郎のオールナイトニッポンGOLD、1975年伝説のつま恋ライブを語る
ニッポン放送をキーステーションに月1回、全国ネットで放送している「吉田拓郎のオールナイトニッポンGOLD」。2度の特番を経て、2020年4月から月1回のレギュラー番組がスタート。新型コロナウイルスの感染拡大の状況もあり、自宅で吉田拓郎が1人で機材を使って録音。その録音された声の素材を元にスタッフがBGMや曲を入れて完成させる、テレワーク収録の方式を1年半に渡って行っている。
9月10日の放送では、1975年に行われた伝説のオールナイト野外コンサート「吉田拓郎・かぐや姫 コンサート インつま恋」について語る。このコンサートは、吉田拓郎とかぐや姫が1975年(昭和50年)の8月2日と日付をまたいで8月3日の2日間に渡って、静岡県掛川市にあるつま恋多目的広場で行われた日本で初となる野外オールナイトライブコンサート。
この2日間の出来事を、拓郎の視点から準備段階から、実際にライブ会場に到着した時の様子、ライブ中にどのように感じていたかなどを明かす。
番組では自宅の自身の部屋というリラックスした空間から、ギター片手に弾き語りなども行っており、ここでしか聴くことのできない貴重なトークが詰まった2時間となっている。
吉田拓郎コメント
今月の吉田拓郎オールナイトニッポンGOLDは、1975年に行われた前代未聞のオールナイトコンサート「つま恋75」のエピソードを、拓郎の目線で見た「真実」としてお話しようと思います。あの日あの夜あの場所にはヒーローなんて居ませんでした。あのイベントは誰一人として予測不可能なまま5万人とも6万人とも言われた「そこに居た人々」が気がついたら「そうなっていた」という事実だけが残ったのです。イベントを企画した者、出演者、「そしてそこに居たあなた」誰もが「いったい何がそこで起こり、どう終わるのか」誰にもわからないままコンサートは始まってしまったのです。