桑田佳祐、「Soulコブラツイスト〜魂の悶絶」MV公開 Netflix映画『浅草キッド』主題歌に決定
桑田佳祐が、明日9月15日にリリースする新作EP(ミニアルバム)「ごはん味噌汁海苔お漬物卵焼き feat. 梅干し」収録曲「Soulコブラツイスト〜魂の悶絶」ミュージックビデオを公開した。
エネルギッシュなバンドサウンドが煌めく桑田佳祐流歌謡ソウル・ポップス「Soulコブラツイスト〜魂の悶絶」は、EPからの先行配信シングル第3弾として、先月8月23日に各ダウンロード・ストリーミングサービスで配信リリースされ、軒並みデイリー1位を獲得するなど今、注目のナンバー。また、本楽曲がTVCMソングとして起用されている桑田本人出演のユニクロ「ジーンズ」TVCMも大きな話題となっている。
桑田佳祐が幼少の頃に慣れ親しんだ、歌謡ポップスやプロレスなどの昭和のお茶の間を彩った先達へのリスペクトが存分に詰め込まれつつ、2021年現代に照準を合わせた華やかなブラスサウンドが際立つこの曲のミュージックビデオでは、架空の年末音楽特番「第13回 翔く!日本年末音楽大賞」に出演する桑田佳祐が、番組上でスタジオミュージシャンを背に「Soulコブラツイスト〜魂の悶絶」を熱唱する模様が描かれている。
楽曲に詰め込んだ先達へのリスペクトはもちろん、昭和のお茶の間をブラウン管テレビに釘付けにした歌謡番組を大胆にパロディ。ありそうでなさそうな誇張した演出が時に涙を、時に笑い誘う、桑田ワールド全開の映像に仕上がっている。
そしてさらに「Soulコブラツイスト〜魂の悶絶」が、今年12月9日配信Netflix映画『浅草キッド』の主題歌に決定した。
『浅草キッド』は稀代の天才・ビートたけしの誕生秘話描いた青春映画。芸人としてだけではなく、俳優、絵画などその才能は多岐に渡り、映画監督・北野武としては“世界のキタノ”と呼ばれ、まさに日本を代表する“唯一無二の天才”ビートたけし。彼の原点であり、師匠である深見千三郎と過ごした青春の日々が描かれている。
ビートたけしを敬愛してやまない劇団ひとりが監督・脚本を務め、初監督作品『青天の霹靂』(2014年)に続き昭和の浅草を舞台に、2度目のタッグとなる大泉洋(深見千三郎 役)、そして柳楽優弥(タケシ 役)を主演に迎えて贈る、笑いと涙に溢れる青春映画となっている。
劇団ひとり監督からの熱烈なオファーを受け、ちょうど「Soulコブラツイスト〜魂の悶絶」を制作中だった桑田が完成前の映像を鑑賞。深見とタケシの2人にも通ずる精神性や関係性、時代背景など、楽曲と本作の不思議な近似性に、桑田自身も「楽曲の世界観がより深まったように感じた」と共鳴、この運命的な巡り合わせを受けて楽曲提供を快諾することとなった。
「Soulコブラツイスト〜魂の悶絶」は、まさに映画の舞台となっている昭和に流行した歌謡ポップスへのリスペクトが存分に詰め込まれた楽曲。エネルギッシュでアップテンポな曲調に「命がけで今日も生きてるんだよ 心は土砂降り雨の中」という力強くも切ない歌詞が、挫折を繰り返しながらも人生を懸けて芸人を目指すタケシと重なる。
サビの終わりでは「それでも明日はやって来るんだろう」と力強く歌われており、この人情味溢れる極上のポップソングが、映画の世界だけでなく、コロナ禍にある2021年を生きる全ての人の背中を押し、晴々しく映画を締めくくっている。
主題歌について大泉は「この作品のために作られた曲ではないのに、何故この歌はここまでこの作品にハマるのでしょう。いや、ハマるというよりも、この歌は『浅草キッド』そのものを歌っている気さえします。タケシと師匠深見千三郎の切ないストーリーを最後に笑い飛ばすかのように流れる、明るくて、どこか懐かしいメロディがこの作品をとても前向きな、また違う次元に連れて行ってくれる気がしました。『幸せになれるワケはないのに、何故イケナイ人を愛しちゃうんだろう?』という歌詞が見事にこの作品を言い表しているのには流石の一言です」とコメント。
柳楽は「今日までに本編を3回観ましたが、3回ともエンディングまで観るくらい『とても好きな曲がまたひとつ増えた!』と感じています。『浅草キッド』の世界観にとても合っていて、高揚感が高まり元気をもらえる曲です。Netflixはエンドロールで次の作品をオススメしたがりますが、ぜひエンドロールも楽しんでください」と語っている。
また、劇団ひとり監督は「最後に凸と凹がピタリと合わさるような爽快感です。素晴らしい主題歌をありがとうございました。本作の色々な想いを一つにまとめて頂きました」と心からの感謝の気持ちを述べている。
また、その主題歌を映画のシーンとともに聴くことができるティザー予告映像も本日解禁。天才タケシの芸人魂が芽生える瞬間が切り取られたシーンをはじめ映画の魅力が存分に詰め込まれた映像は必見だ。