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のん、無観客配信ライブ「おうちで観るライブvol.11」を開催 テーマは「ちょっと遅めの夏を楽しむ」

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撮影:南賢太郎(FOCUS STUDIO)

のんが無観客配信ライブ「NON OUCHI DE MIRU LIVE(#のんおうちで観るライブ)」を9月25日に都内某所で開催し、動画視聴サイトを通じて生配信された。

コロナ禍の中、昨年5月にスタートさせた無観客のトーク&ライブの”のんおうちで観るライブ”シリーズも、この日で通算13回目。のんとギタリストのひぐちけいのふたりだけの共演は3月(vol.7)以来、半年ぶり。vol.11のテーマは”残暑のまったりお祭りLive”。18時の配信開始時間になると画面は、戸外の暗闇の中。浴衣姿ののんと、甚平を着たひぐちけいがまったりと線香花火を楽しんでいるシーンに切り替わる。のんは今夏、舞台「大パルコ人4. マジロックオペラ 愛が世界を救います(ただし屁が出ます)」に出演していたため、夏っぽいことができず、ちょっと遅めの夏を楽しむというのが今回のテーマ。花火現場からのんの開会宣言が飛び出し、ふたりは戸外からライブ会場に向けてダッシュ。その様子をカメラも追っかける。

会場は”残暑のまったりお祭りLive”に沿ってかき氷やラムネといった屋台風ののぼりも置かれ、夏祭りを演出。”おうちで観るライブ”はのんのこった衣装に毎回注目が集まるが、この日は夏祭りらしく白地に緑の葉っぱと真っ赤な大輪に花が散りばめられた浴衣。帯と髪飾りは青、帯留めは朱色。足元は赤い鼻緒が鮮やかな白い下駄。コメント欄には「可愛い!」「帯と髪飾りとマイクのコードが青で統一されてて綺麗!」が並ぶ。一方、相棒のひぐちけいは甚平姿とこちらも夏祭りを意識した衣装で参加。

まず1曲目は、アルバム「ベビーフェイス(2019年6月)」に収録されたのん作詞作曲の「蒼い灼熱」。ジリジリとした灼熱の夏を歌った曲だが、静かに響くアコースティック・ギターをバックにしっとりと歌われると、どこか冷んやりした空気感を醸し出す。

続いては”おうちで観るライブ”恒例の対決コーナー。第1戦は輪投げ対決。会場内に置かれた6本のポールに向けて、どちらがより多くの輪をポールに入れたかの本数を競う。結果はのんの勝ち。そして2曲目はキリンジのカバー、「エイリアンズ」に。かつてCMでのんが歌っていた曲でライブでもよく演奏される。ひぐちけいはアコースティック製のテレキャスターを爪弾く。鉄紺色のピックガードと、のんの群青色の帯とのブルーの対比が鮮やか。サビではひぐちけいがコーラスをつけ、二人のハーモニーの美しさを聴かせる。

このあとは曲にちなんで、どっちが「エイリアンズか?」を競うバトル&トーク。ひぐちがポテチやチョコが好きだけど我慢してるヘンな友だちがいて、その子が「エイリアンズ」だと思うと話すと、のんが「それって私のこと?」とすかさず突っ込む。のんの「エイリアンズ」エピソードは、これまで4人から「エイリアンズ=宇宙人」と言われたという仰天告白!?これにはコメント欄も大爆笑で、のん=エイリアン説に多くが賛同。この勝負、みんなから「エイリアンズ=宇宙人」と言われたのんの勝ち。続いては会場内に設置された射的会場に移り、どちらが多く的を倒せるかの射的対決。しかし弾が的に当たるもなかなか倒れず、ふたりは的が固定されているのではと疑う始末。結果は、当たっても倒れなかったステゴサウルスのフィギュアの根性に敬意を評し、まさかのステゴサウルスの勝ちというオチに。

歌はフジファブリックのカバー「若者のすべて」に。去りゆく夏の終りを歌った名曲。配信画面をまっすぐ見据えて歌うのんのボーカルは気高さをも感じさせる。「歌ってるときの表情が素敵/夏の終わりを感じさせる!」とコメントも寄せられた。次のトーク・テーマは「胸がキュンと痛む夏の思い出」。ひぐちけいは夏休みの川遊びで、浅瀬の岩にうっかり正座し膝から出血するほどの大怪我になったことを披露。夏の思い出は「膝がキュンとなるほど痛かった」ことと話すと、のんは「それってキュンかなぁ?」と突っ込む。のんは子供の頃、夏祭りの夜店に出かけた際、帯をきつく締めたことと浴衣とサンダルのサイズがきつかったことを思い出すという。だんだん身体と足が痛くなって、ひぐちけいの”膝キュン”になぞらえて、”足キュン”だったことが夏の思い出と言い切る。けいから「それ、あたしの膝キュンと変わらないじゃん!」と突っ込まれ、この勝負は”膝キュン”という言葉を考えたけいの勝ち。そして夏祭りバトル企画の最終戦は別会場に移動してのスーパーボールすくい。これはどうやら、のんの得意ジャンルのようで「ポイ使いがうますぎる!」とコメント欄に寄せられるほどの腕前。テキヤのおじさん風に受け答えする余裕もみせ、勝負はのんの圧勝。

ラストはのんとひぐちけいの共作曲「僕は君の太陽」。これまでのしっとりした3曲と違って、ひぐちけいの激しくかき鳴らすギターに合わせ、アグレッシブな力強い歌唱で締めくくった。

最後は”おうちで観るライブ”恒例のモグモグタイム。出演者の好きなスイーツを食べながらのフリー・トーク。この日のテーマの夏祭りにちなんで、のんは唐揚げ、けいはわたあめと焼きそばが運ばれる。のんは開設したばかりのYouTubeチャンネル”のんやろが!”と、10月9日に開催される”イノフェス”出演を話して80分に及んだトーク&ライブの「のんおうちで観るライブvol.11」はまったりと終了。この日の模様は10月5日23:59までアーカイブ視聴ができる。視聴チケットの詳細は下段参照。

またYouTubeチャンネル「のんやろが!」のオフショット・パートは、10月1日から読売テレビ「越境放送バリ」で毎週金曜深夜に放送される。

セットリスト

  1. 蒼い灼熱
  2. エイリアンズ
  3. 若者のすべて
  4. 僕は君の太陽

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