B’zがオーガナイザーを務めた「B’z presents UNITE #01」有観客ライブの大阪・横浜公演終了、10/4より配信ライブスタート
2021年現在もその余波が続いているコロナ禍の中、昨年敢行した5週連続無観客配信ライブ「5 ERAS」を経て、「この時だからこそできることを、新たな挑戦を」と模索し続けたBʼzの松本と稲葉は、本来の姿である有観客でのライブを少しでも取り戻し、オーディエンスを前にした実践感覚を失わないようにと願い、また、B’z単独ではなく、この志に賛同してくれたMr.Children、GLAYと共にステージに立つことで刺激し合い、団結し、更なる音楽への情熱を抱きながら、遂に実現した有観客ライブが「Bʼz presents UNITE #01」だ。
「これまであたり前のようにやれていたコンサートツアーが、あたり前ではないことを思い知った日々を過ごし、今、このステージに立てている事が本当に奇跡のようです。皆さんの前で音楽をやれること、その喜びをかみしめながら感謝の気持ちを込めて、最後まで思いきりやりきりたいと思います」
初日の大阪公演で稲葉が語った通り、そこには長きに渡るキャリアと実績を誇る彼らが、この状況下で夢にまで見た美しい景色が広がっていた。
Bʼz、Mr.Children共に約2年ぶりの有観客ライブとなった9月18日・19日の大阪・大阪城ホール。
Mr.Childrenは、代表曲「innocent world」から最新アルバム「SOUNDTRACKS」収録曲など全10曲を披露。中盤では、「“さあ手を繋いで 僕らの現在が途切れないように”そんな歌詞があるこの曲をお届けします」というMCから始まった「口笛」や、Bʼzの松本、稲葉が登場し1997年リリースの大ヒットシングル「Everything(It’s you)」を共演した。
B’zは、開催直前に発表した同タイトルの新曲「UNITE」を皮切りに「イチブトゼンブ」「兵、走る」など全12曲を披露。アンコールではステージに桜井和寿を呼び込み、バンド初期衝動さながらに疾走と躍動が渦巻く「さまよえる蒼い弾丸」を共演した。
BʼzとGLAYがライブ初共演を果たした9月28日・29日の神奈川・横浜アリーナ。
GLAYは、大ヒット曲の「誘惑」や「グロリアス」をはじめ10月6日に発売を迎える新作「FREEDOM ONLY」収録曲など全13曲を披露。後半、バンドの存続がかかっていた3枚目のシングルで、「当時はさほど売れなかったけど、ライブでやり続けていくうちに代表曲になった思い入れのある1曲」として紹介された、1994年リリースの「彼女の“Modern・・・”」をBʼzと共演した。
Bʼzは、大阪公演から大幅にセットリストを変更した全12曲を披露し、「孤独のRunaway」「ギリギリchop」などをとめどなく繰り出した。アンコールではGLAYと盛大に「ultra soul」をコラボレーションし、ラストは「さよならなんかは言わせない」で幕を閉じた。
音楽、ロックへの尽きない思いがひとつに繋がった本公演の模様は、10月4日より配信ライブにてスタート。奇跡のコラボと言える記念すべき「UNITE #01」の“完全版”を観れるのは今回の配信ライブのみとなっている。