広告・取材掲載

H ZETT M、ニューアルバムリリース後初の有観客“独演会”開催 芸術的なパフォーマンスと明るい笑いが花開く

アーティスト

カメラマン:WA staff

4年ぶりのニューアルバム「記憶の至福の中に漂う音楽」をリリースしてから3週間が過ぎた10月2日、東京・稲城市立iプラザホールにて「ピアノ独演会 2021〜秋 稲城若葉台の陣〜」が開催された。

感染拡大防止対策で座席制限を設けつつ約4ヶ月ぶりとなる”独演会”は、いつものようにグランドピアノ一台のみを使い、正統派の音楽表現の中で縦横無尽な即興演奏を繰り広げる自由度の高いパフォーマンスとなったが、今回はニューアルバムからの新曲もプラスされた新たなセットリストと、いつもながらのユーモアによってオーディエンスに笑いと芸術的な空気の共存を見事に魅せつけた。

まず、会場限定のオリジナル楽曲「稲城市立若葉台」と「ネクタイしめて」を含めたメドレーから始まり、ループマシーンを巧みに取り入れた「ところでみなさんごきげんいかが」を披露。そしてニューアルバムから「跳躍」が演奏された。緻密に計算された様々な音が重なり合い、複雑に絡み合うことで芸術性を構築していく。

第二部では、H ZETT Mは全身黒の衣装で登場し、グランドピアノのアコースティックな生の音を重視したパフォーマンスが始まった。ニューアルバムから「雨空」、そして前作のリード曲「水の流れ」を挟んで「近代」「New Thing」と続き、「楽園」をリズミカルに演奏して終演を迎えた。アンコールではニューアルバムから「夢」が披露され、日頃の疲れを癒してくれるかのような音色で会場は温かく包み込まれ、この日の幕は閉じた。

非常事態宣言解除直後の”独演会”となったわけだが、約 4 ヶ月という空白をものともせず皆が期待するいつものパフォーマンスの中に新曲と共に確かな進化を見せたH ZETT M。

年内の独演会は11月21日福岡・そぴあしんぐう、12月18日茨城・つくば市のノバホール。年明け最初の独演会は2月19日神奈川・逗子文化プラザなぎさホールにて開催されることが決定している。

また、H ZETT M率いるトリオバンドH ZETTRIOは今年一年の集大成となるLIVEを12月20日に東京・Bunkamura オーチャードホールで開催する。

関連タグ