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ピアノYouTuberハラミちゃん、渋谷マークシティのストリートピアノ設置記念イベントにゲスト出演 生演奏披露で感動に包む

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10月4日に「渋谷マークシティ ストリートピアノ設置記念イベント」が開催され、渋谷マークシティに設置されたストリートピアノの第一奏者として、絶対音感や即興演奏で大ブレイクしたピアノYouTuberハラミちゃんが登場した。

渋谷マークシティのリニューアルを記念して、ウエスト4階のアベニュー広場にストリートピアノが設置された。足を止めピアノの写真を撮る人や、不思議そうに目を向ける人がいる中、そのピアノの第一奏者として、人気ピアノYouTuberのハラミちゃんがゲストとして登場。やや緊張した面持ちでピアノの前に座るも、鍵盤を前にすぐにリラックスし、美しい音色を響かせた。

まず、披露したのはYOASOBIの人気楽曲「夜に駆ける」。疾走感のある楽曲が、ハラミちゃんならではのアレンジにより、リズミカルでドラマチックな雰囲気に変化した。ピアノの音色が響いた瞬間、通勤中の人たちも思わず足を止める。わずか数小節の演奏で、マークシティの広場は一転してコンサート会場に。ピアノの前には人だかりができ、体を揺すってリズムを取ったり、うっとりした表情を浮かべたりするたくさんの人の姿が。最後の一音が響いたあとは、一瞬の間のあとに割れんばかりの拍手が起こります。ハラミちゃんも振り向き、にっこりと笑顔を見せた。

続いて、演奏を楽しむ人にハラミちゃんが自らリクエストを募る。一番先頭にいた女性が、思い出の曲としてリクエストしたのは嵐の「Love so sweet(ラブ・ソー・スウィート)」。リクエストを聞いたハラミちゃんはニコニコと笑い、オーケーマークで答えた。同曲の演奏中、女性は両手を口の前で合わせ、じっとピアノを見つめる。ハラミちゃんは演奏しながら後ろを振り返り、女性と何度もアイコンタクトをとると、そのまま嵐のメンバー二宮和也の人気ソロ曲「虹」や大ヒットナンバー「Happiness」など、次々と嵐の曲をメドレー形式で披露。

ときに優しく、ときに激しく。「頭に思い浮かんだままの即興だった」とハラミちゃんは演奏後にコメントした。その他エドシーランの「Shape of You」を華麗に演奏し、会場を沸かせた。

約20分にもわたる演奏が終わる頃には、ピアノの音色にそそられ、通勤時間とは思えない人の数が。ハラミちゃんはピアノから立ち上がると、周囲の人たちに一礼し、笑顔で場を後にした。

本イベントの様子は10月中旬開設予定の渋谷マークシティ公式YouTubeチャンネル及びハラミちゃん公式YouTubeチャンネル「ハラミちゃん〈harami_piano〉」にてアーカイブ配信される。

設置されたストリートピアノは、同日から一般開放し、演奏することができる。渋谷マークシティを音楽の力で盛り上げていくとのこと。

また、イベント後にはハラミちゃんに特別インタビューを実施。この日の生演奏の感想やYouTubeデビュー2周年を迎えた心境、3年目の意気込みなどを訊いた。

——本日のイベントはいかがでしたか?

ハラミちゃん:マークシティのような商業複合施設で演奏するのは初めてだったので、どういう方が観にいらっしゃるのか不安でしたが、想像より皆さんの熱気がすごかったです。のびのびと演奏させていただきました。

——本日のイベントに向けて、どのように練習しましたか?

ハラミちゃん:特別な練習はしていません。ストリートピアノのときはいつもそうなんです。その場のリクエストやコミュニケーションのなかで弾くことが多いので、あえて練習しないで、その場の雰囲気に合わせてテンポやアレンジを変えています。

——本日イベントにて披露された曲はどのように決めましたか?選曲に込めた意図、思いなどをお聞かせください。

ハラミちゃん:最初は誰もが知っているヒット曲がいいかと思い、1曲目は「夜に駆ける」を演奏させていただきました。あとは決めずにその場のリクエストを募りました。思い出の曲ということで、1人の女性の方から嵐さんの「Love so sweet」をご要望いただいたので、その曲を。振り返るとその方がとても嬉しそうにされていたので、もっと弾きたくなってしまって(笑)その方の推しである二宮さんのソロ曲や嵐さんの歴代の名曲を弾かせていただきました。こうした一期一会がストリートピアノの醍醐味だなと思います。

——渋谷マークシティに来ることはありますか?渋谷やマークシティにまつわるエピソードがあればお聞かせください。

ハラミちゃん:私は渋谷のデパ地下を巡るのが好きで、マークシティにもよく訪れます。美味しいものを探そうと思ったら“マークシティに行けばある!”という感じです。私のなかでマークシティに行く、イコール、お腹が空いているというイメージ(笑)

——6月にはYouTubeデビュー2周年を迎えられましたが、どのような2年間でしたか?

ハラミちゃん:この2年間で自分の想像を大きく超える、活動の幅が広がりました。こうした生き方ができていることが今でも不思議です。もともとは自分を元気づけるために始めたピアノでしたので、決して有名になろうと思っていたわけではなく。振り返ってみて今でも実感が追いつかないままです。いつかは追いつくのかな、と2年間思っていたのですが、まだ追いつかない。もしかしたらこのままずっと追いつかないのかもしれません。

——3年目の目標、意気込みをお聞かせください。

ハラミちゃん:“目標を持たないこと”をあえて目標にしています。目標を持ってしまうと、自分の本当の笑顔から少しずつズレていってしまう気がして。あえて今は具体的な先を見定めていません。でも、ピアノが好きな人を少しでも増やしていきたいという活動の軸があるので、そこは忘れずにフラットな気持ちで前を向いていきたいです。

——今後挑戦してみたい仕事はありますか?

ハラミちゃん:最近は「ハラミちゃんを観てピアノを始めました」というお子さまがすごく多くて。ストリートピアノでも、私と同じように帽子とポシェットを身につけて演奏している子どもたちを見ると、子ども向けの、子どもたちが笑顔になるイベントみたいなものをできたらいいのかな、と思います。

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