宮川愛李、配信ライブ「月がよくみえる」で12曲を披露

アーティスト

撮影:達川範一

変幻自在な歌声と飾らない性格で、10-20代の女性に絶大な人気を得ている宮川愛李。彼女のオンラインライブが、アーティストのためのファンサービス「fanicon」で開設されている公式ファンコミュニティ向けに10月8日に東京・新宿BLACKBOX³(ブラックボックス)にて行われた。

ライブの幕開けを飾ったのは、アニメ「名探偵コナン」のエンディングテーマとしても知られるストレートなギターロックナンバー「Reboot」。宮川の背後のディスプレイには「Reboot」のミュージック・ビデオが映し出され、コメント欄には「かっこいい!」という興奮したファンからの声が殺到。出だしから、堂々としたパフォーマンスを見せつけた。

そのままの勢いで始まったのは、メジャーデビューミニアルバム収録曲の「スマホ映えの向こうの世界」。自身の持ち味とも言える、伸びやかな歌声を存分に発揮したこのパフォーマンスに、画面の向こうのファンも大喜び。背景の光の演出と相まって、宮川の魅力を存分に見せつけた。

宮川は時折笑顔を見せながら、勢いを落とすことなく「lyrical」「思案ブルー」とたたみ掛けるように曲を披露していく。もともと歌唱力の高い彼女だが、さらに成長を感じさせる圧巻のパフォーマンスとなった。

続くMCでは「すごい楽しい!」「もう4曲も終わっちゃったよ!」とパフォーマンスとは一転、等身大の笑顔を見せた宮川。そして「今日は最高のライブにするので!」という言葉から始まったのは壮大なバラード「凪ぐ」。演奏とともにディスプレイには海を思わせる映像が映し出され、視聴していたユーザーからも「背景ぴったり!」「映像と曲が合いすぎる!」といった声が。

そのまま始まった「わすれもの」では、甘く透明感のある歌声をたっぷり披露し、観客を大いに魅了した。

優しく降り注ぐ雨の映像とともにスタートしたのは、響きのあるアコースティックなサウンドが印象的な楽曲「アマイロ」。優しさに満ちたステージが、画面越しにファンの心を掴んでいた。そのままMCをはさまず始まったのは、目まぐるしい展開が特徴のポップチューン「スフィア」。背後のディスプレイには男女のストーリーを描いたMVが映し出され、楽曲の世界観を押し広げていた。

続く「欠落カレンドラ」ではボイスエフェクトを使った歌唱を披露し、「Stampede」ではストレートな歌声を見せつけた宮川。1曲ごとにまったく異なる世界観を見せてくれるライブは、まさに変幻自在な歌声を持つ彼女だからこそできるものだろう。

その後のMCでは、8月のワンマンライブが中止になったことを嘆く場面も。今回のオンラインライブはその振替として開催されたものだが「(今日のオンラインライブも)皆がいてくれたらもっと楽しかったのにな!」と語りながら、自身が徹夜でデザインしたというグッズを笑顔で紹介していた。

「ラストスパート!」というかけ声で始まったのは「魅惑のカレイド」。この甘い恋心を歌い上げたミドルチューンに、コメント欄のファンも「かわいい!」「最高!」と大盛り上がり。そしてラストを飾ったのは、YouTubeで200万超の再生を誇る「Sissy Sky」。たたみかけるようなメロディとともに伸びのある歌声を見せつけ、「またねー!」と大きな笑顔で初のオンラインライブを締めくくった。

宮川愛李 配信ライブ「月がよくみえる」セットリスト

  1. Reboot
  2. スマホ映えの向こうの世界
  3. lyrical
  4. 思案ブルー
  5. 凪ぐ
  6. わすれもの
  7. アマイロ
  8. スフィア
  9. 欠落カレンドラ
  10. Stampede
  11. 魅惑のカレイド
  12. Sissy Sky

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