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第18回ショパン国際ピアノ・コンクール 反田恭平が日本人として51年ぶりの2位入賞 小林愛実が4位入賞

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反田恭平、小林愛実

反田恭平、小林愛実

ポーランド・ワルシャワにて開催されている第18回フレデリック・ショパン国際ピアノ・コンクールにて、反田恭平が第2位、小林愛実が第4位に入賞した。これまでの日本人の最高位である1970年の内田光子の2位入賞に並び、51年ぶりの記録更新となる。

1927年より5年毎に開催されているショパン国際ピアノ・コンクール。2020年に開催予定だった第18回コンクールは、新型コロナウイルス感染症の影響により1年延期、本年7月に予備予選が行われ、予備予選免除者あわせて87名が10月2日からの第1次予選に出場した。日本からの出場は14名。参加者の中には国際的に演奏活動を行っているピアニストも多く、ハイレベルなステージが繰り広げられた。

2次予選、3次予選を経て、18日からの本選には12名が進出し、アンドレイ・ボレイコ指揮/ワルシャワ・フィルハーモニー管弦楽団と共演。反田はピアノ協奏曲第1番を演奏し、ピアノパートの最後の一音が終わると、オーケストラが曲を終えるよりも先に会場中からスタンディングオベーションの拍手喝采を受け、51年ぶり2位入賞を果たした。なお、コンクールは1次予選からファイナルまですべて無料でライブ配信およびアーカイブ配信され、世界中の音楽ファンが視聴。国内でも大きな反響を呼んだ。配信では、コンクールの様子だけでなく参加者へのインタビューなども見ることができる。

反田恭平(コメント)

反田恭平

反田恭平

15年間想い続けてきたショパンコンクールの舞台でファイナルまで演奏できたこと、夢が叶った瞬間でした。
僕の場合は、一瞬ではなく40分の間、その感覚を味わうことができました。
ここまで来れたことは、多くの方々の支えがあったからこそです。
心から感謝しております。
そしてこれからもこの結果に驕ることなく、謙虚に学び続けたいと思っています。

小林愛実

小林愛実(photo:Makoto Nakagawa)

小林愛実(photo:Makoto Nakagawa)

2nd Round/小林愛実、反田恭平 (C)Wojciech Grzędziński / Chopin Institute

2nd Round/小林愛実、反田恭平 (C)Wojciech Grzędziński / Chopin Institute

第18回コンクール 結果

1st Prize – Mr Bruce (Xiaoyu) Liu, Canada
2nd Prize ex aequo – Mr Alexander Gadjiev, Italy/Slovenia
2nd Prize ex aequo – Mr Kyohei Sorita, Japan(反田恭平)
3rd Prize – Mr Martin Garcia Garcia, Spain
4th Prize ex aequo – Ms Aimi Kobayashi, Japan(小林愛実)
4th Prize ex aequo – Mr Jakub Kuszlik, Poland
5th Prize – Ms Leonora Armellini, Italy
6th Prize – Mr J J Jun Li Bui, Canada

◇第18回コンクール 審査員
Dmitri Alexeev/Sa Chen/Dang Thai Son/Akiko Ebi/Philippe Giusiano
Nelson Goerner/Adam Harasiewicz/Krzysztof Jabłoński/Kevin Kenner
Arthur Moreira Lima/Janusz Olejniczak/Piotr Paleczny/Ewa Pobłocka
Katarzyna Popowa-Zydroń/John Rink/Wojciech Świtała/Dina Yoffe

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